Exitさんの採集記

〜 其の十二 〜



07.09.01
(Sat) 〜 07.09.02 (Sun) 「家族旅行の合間に」 
                                                                                                  

2007年 9月 8日未明、Exit 氏より以下のメールを頂戴しました。。m(_ _)m
う〜む... どうやら、完全にハマッてしまったようですね。(^-^;;


 毎度お騒がせしております、Exitです。
 オニクワ、いいっすね〜 結構なサイズだったんじゃないですか?
 うちのオニは・・・全て失敗しちゃいました(ToT)...
 8月に入ってもサナギにならず、土が乾燥していたので、加湿しちゃったんですが
 これが原因かもしれません。 おそらく蒸れちゃったんでしょうね・・・
 数日後にまとめて黒くなっていました・・・ 難しいっす・・・
 ついでに一昨年のミヤマの2世・・・ オスはサナギから先に進まず
 落ちました(TT)... やっぱミヤマも・・・ 難しいっす・・・
 辛うじてネブトちゃんは成虫になられたようで、♂×1に♀×3という結果に♪


 
無事、噂の繭玉を確認することが
できました。
まるでチョコエッグ状態
こんな感じで収納されてます!!


 さてさて・・・
 ついに夏も終わり 9月になってしまいましたね〜
 ちょっと寂しい感じもするのですが・・・
 実は先週末、日頃の疲れを癒しに
 急遽 久し振りの家族旅行を堪能してきました。
 で、2日目に少々の時間と車を拝借することが出来まして、プチ採集をしましたので
 その結果などを簡単に報告しま〜す(^^)/~
 


〜 初日 〜



今回の目的は・・・ 事前準備を殆どしていないので チャンスがあれば虫を探すこと〜

場所は●●県、■■温泉になります。
■■と言えば・・・ 大学院の研究室での卒業旅行・・・っと、それ以上は語りません(^^;

で、当日の天気予報はあまり芳しくなく、虫採りは期待してなかったんですが・・・
初日は案の定、現地は霧模様・・・
▲▲の滝はまったく見えず、音だけが空しく響いているだけ・・・


霧に包まれた滝・・・


唯一見つけた甲虫は、いつもカミキリと間違える紛らわしいコメツキムシのみ・・・
その日はおとなしく温泉を満喫しつつ、家族と久し振りに楽しい一時を過ごしましたとさ・・・


湖沼の畔で・・・


鴨のシンクロ・・・




〜 二日目 〜



で、二日目はと言うと、なぜか朝からドピ〜カン♪

日差しの下での朝風呂とは、これまた気持ちの良い 贅沢な一時を過ごさせていただきました。(^^)v

その後、朝食時に一日の予定が決まり、湿原のハイキングをすることになりまして・・・
そこですかさず別行動を選択しました。

宿泊先をチェックアウトの後
ハイキングのスタート地点に家族を送り届け、早速 自由行動を開始♪

制限時間は約3時間!!
あまり余裕がないので、とりあえず近場の「林道」と名の付くところを地図で検索・・・
ちょうど「◆◆林道」なる路線があったので、そこへ直行・・・

周辺の環境は、ミズナラと カラマツが入り混じった混生林・・・
というわけで、今回のテーマは これまで見向きもしなかった針葉樹での虫採りに決定しました・・・

林道へ入って暫く行ったところに 幸先よく、カラマツの伐採木が積まれている場所があったので
寄ってみることに・・・


現場A・・・


結果から言うと、寄ってみて正解でした♪
初めはいつものアカハナしか見えませんでしたが、次第に他の虫も見え始め・・・

ブチヒゲハナ(初採集)や・・・


ブチヒゲハナカミキリ
Stictoleptura variicornis
DALMAN, 1817


ウスイロトラ、フタスジハナ(何気にこれも初)・・・


フタスジハナカミキリ
Nakanea vicaria BATES, 1884


さらに縞の黄色いトラ系の奴がいたので、よくよく見るとキジマトラ♪
(いつもキジマとキスジで名前が分からなくなる〜)


キジマトラカミキリ
Xylotrechus zebratus
MATSUSHITA, 1938


まさかプチ採集で初トラを採集できるとは思ってなかったので、これには結構感動でした o(^^)o
まぁ〜まだまだ初心者なんで、未採集のトラなんて沢山いるのですが(^^;...


キジマトラカミキリ
Xylotrechus zebratus
MATSUSHITA, 1938


さらにさらに伐採木の皮の陰にヒゲの長いシルエットが見えたんで
その皮を剥いでみると、今度はヒゲナガモモブト(なおも初)・・・
なかなか格好よく、結構お気に入りです♪


ヒゲナガモモブトカミキリ
Acanthocinus orientalis
OHBAYASHI, 1939


さらにさらにさらに(何回言うねん・・・)、大きなカミキリが飛んでいく姿が遠目に見えたんで近寄ってみると
シラフヒゲナガ(とことん初)がワシャワシャと・・・


シラフヒゲナガカミキリ
Monochamus (Monochamus) nitens
BATES, 1884


ワシャワシャと・・・


その他、名の知れないタマムシがいたので戯れてみたり(なんかメッチャ動きが早い・・・)
ここでは初物尽くしで、結構お腹いっぱい状態でした。( ^∇)=3 ゲプッ


その後、現場に地元のカミキリ屋さんが登場したので
少々の会話(殆ど教えてもらうだけでしたが・・・)を楽しみ
教えてもらった場所(現場B)でコブ叩きに挑戦しました・・・が、あえなく敗退(^^;...
やはり、捕虫網を下に添えるだけでは入る確率が低減するようです・・・


トグロ @現場B・・・


ただ、先日××で初採集したヒメヒゲナガカミキリはボロボロと落ちてきました。
ちなみにココのは、××で採集したどの個体よりも大きく、違った印象を受けました。


ヒメヒゲナガカミキリ
Monochamus subfasciatus subfasciatus
BATES, 1873


ここでタイムアップ。

家族との待ち合わせ場所へ車を走らせ、合流してから遅い昼食をとりました・・・

その後、●▲に寄るとのことで、■■温泉へ戻り ※※を初体験しました♪

そこで、ぼぉ〜っとリラックスしていると
ふと前述のカミキリ屋さんが言っていた■■■場が近くにあることを思い出し
家族の了承を得て第2ラウンドへ突入!!

地図上で■■■場の位置を確認せずに
ひとまず感覚的に歩き始めたら、案の定 道に迷い・・・
彷徨った挙句にちょっとした小道を発見。


現場C・・・


結構ヤナギがいっぱいあったので、忘れていた「年に一度の・・・」を求め 樹上をルッキング・・・
いい環境だと思ったんですが、残念なことに結果はボーズ・・・

で、何とか■■■場(現場D)に辿り着いたのが、タイムアップの10分前・・・

急いでカミキリ屋さんから教えてもらったハリブキの捜索を始めました・・・
その方の話では、ここにアカガネがいるとかいないとか・・・
どんな植物だったかハッキリとは覚えていませんでしたが
以前るどるふさんの採集記で見たような・・・


ハリブキの葉 @現場D・・・


でも、そんな状況で成果が上がる筈はなく、あえなくタイムアップ・・・

その後は、家族と前日見られなかった▲▲の滝を見ようと 改めて行ってみるものの・・・
またしても見れず(^^;...

まぁ〜先週末の家族旅行はこんな感じでした〜




〜 後記 〜


随分と長くなってしまいましたね・・・すみませんf^^;
たまには違った環境での行き当たりばったりなプチ採集も結構楽しいものです。
公文さんもこんな息抜き、いかがでしょうか(^^)v

それでは、また何かありましたらメールしま〜す♪♪

P.S.地元のカミキリ・・・現時点では41種類と出会っていたようです☆


主な結果 〜

●ハナカミキリ亜科
 アカハナカミキリ
 ブチヒゲハナカミキリ
 フタスジハナカミキリ
●カミキリ亜科
 キジマトラカミキリ
 ウスイロトラカミキリ
●フトカミキリ亜科
 ヒメヒゲナガカミキリ
 ヒゲナガモモブトカミキリ
 シラフヒゲナガカミキリ
 





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