採集履歴

“2004年 お魚捕り 編(1)



04.11.22 (Mon
) Lake Side 「自作網デビュー!」 
                                                                                                  

ムシ採りのシーズンが一段落した現在
結構淡水魚にハマっている。

相棒が、知り合いのお宅からもらってきた水槽は
現在ゲンゴロウ用の水槽の横で、お魚用として活躍中だ。

ムシ採り、それから小魚捕獲…兼用に作製し始めた網も
昨日ようやく完成にこぎ着けた事だし
本日は、早速その実践デビューと行きたい。

ちょうど今の時期は、タナゴなどの魚が冬を越すために
湖を目指して、周辺の水路等に集まってきている事だろう...。

今日は、魚好きの父と、弟の3人で出陣である。



〜 湖畔へ 〜


水辺へ行く前に、ちょっと祖父の所へ立ち寄っていく事にした。
祖父のエネルゲンの一つ、ポカリスエットのリクエストがあったのだ。
父も一緒だし、私は久しく会ってなかったので、いいタイミングである。
ドラッグストアで、一箱購入し担いでいくと
大変喜んでくれた☆


で、近所の湖畔へ到着〜。 …14:30

本日のターゲットは、タナゴである。
タモロコ、各種フナ、メダカなどは、冒頭に記した頂き物の水槽で沢山飼育しているが
タナゴ(タイリクバラタナゴ)は、たったの一匹...。

いずれは、全て綺麗なタナゴに入れ替えて鑑賞してみたいものだ♪

まずは、その唯一のタナゴを捕った水路付近を訪れると
ちょうど一人の男性が小さな竿でタナゴ釣りをやっていた。

すぐに側へ歩み寄り、声をかける父。
本当に釣りが好きだなぁ...。
どうやら今日も、いくらかではあるがこの水路にはいる模様。。


釣れますか??


せっかく釣りをやっているのに
近くでバシャバシャと網を入れるのは失礼なので
数百メートル離れる事にした。

移動中、何気に反対側の湖を眺めてみる。
う〜ん、いい天気... のどかだな゙ぁ〜。。
まさに私が小学6年の頃、教室の窓から遠目で眺めていた田舎の風景だ。


○○の〜!水〜は〜、澄み〜て〜♪


さて、本日の遊び場が概ね決まった所で
まずは、トラップを仕掛けよう。

相棒がその辺に落ちていたプラ容器を見つけてきたので
そこへ粉上の錬り餌を入れ、少しずつ水で溶いて粘りある団子にした。

さぁ、その団子を以下の籠にセッティングすればオッケ〜!

今日は、こちらもデビュー!



両サイドから小魚が入る予定です...。


その籠を、手頃な水路へ沈めた後
遂に網入れの時が来た!

これがそのお手製の網だ☆


お手製の網、デビュー!


いざ!

ドキドキしながら
早速すくってみる...。

おおお!(@_@)

まず入ったのは、各種フナ類、クチボソ類。
クワガタ採集でいう、“いつものコクワちゃん”
と言ったところだが

それがまたいとも簡単に、しかも沢山入ったので驚きだった。
これでもかという威力の発揮ぶりである!(>_<)

ちょっと、ズルいかも...!?
いやいや、これを作るのには随分と苦労したんだってばさ!

しかし、なかなかタナゴは入らないので
捕ってはリリース、捕ってはリリース...それを繰り返した。


結構大きいフナも入ってしまいます...。


しかし、幾度かやっているうちに相棒が
体高ある綺麗なお魚をゲットしたそうだ!

どれどれ、見せてみ? …っしゃ、きた〜っ!(>_<)

なんと、まだ赤く色づいてはいなかったが
体調が5cm程ある立派なタイリクバラタナゴの♂だった!

やったね♪

帰宅後撮影したものだが
これがその記念すべき第1号。


本日の第一号。 タイリクバラタナゴ Rhodeus ocellatus ocellatus


この網の威力は、我が家族の誰からも愛された・笑
父も、ほれこの様に活用中。
そしてめでたく2匹目のタイリクバラタナゴをゲットした☆


この関には別な魚も集まっていそうですねぇ〜。


そして私が捕ったのは、ブルーラインが綺麗なフナらしき魚、 しかし…

え゙っ!?

独断と偏見、かつ無言で、あっさり父に捨てられてしまった ...(T-T) (T-T) (T-T)

兎にも角にも、この網のおかげで
これまで何度か通っても、たった一匹しか捕れなかったタナゴが
いきなり2匹捕れてしまった♪ ラッキー☆彡



〜 仕上げと行きましょう〜! 〜


1時間30分ほど経過した所で、そろそろ最初に仕掛けたトラップを見に行ってみる事にした。
もうすぐ陽が落ちる... どうやらこれが最後の〆になりそう。。
う〜ん、楽しみだ。


陽が落ちるのが早くなったものですなぁ〜。


この小さな水門の所に仕掛けたのだが...
果たしてもくろみ通り、入ってくれているだろうか??


まずはヒモをほどいて、いきますよ〜...

おっ!パシャパシャと何やらいい音がします!?


ゆっくりと、籠を水面にあげた瞬間…

パシャパシャパシャ! ピチピチピチ!

と、小魚達が飛び跳ねた!
おおお!この瞬間には、たまらなく興奮してしまった
... (^ ^ゞ
いったい何が入ったんだろう???
チャックを開けて、中に入った獲物を覗き込んでみると…


さて、何が入ったんでしょうか!?


ややや!
結構立派なバラタナゴが4匹も入ってるぞ!
なかなか綺麗な色をしている♪

父が早速、ケースに移そうとしたが
ちょっと待って!
その前に、撮影しておかねば
... (^ ^ゞ


1、2、3 … やった♪ 4 匹のタナゴが入っているようです!


そんな訳で、本日は6匹のタイリクバラタナゴをゲットする事ができた。
短時間で効率よく捕れたので
とてもご機嫌である。
嬉しさのあまり

“ 大漁水揚げ船縁は〜♪ ”

と、「帆引船」なる祖父作詞の歌を何度も口ずさんでしまった
... (^ ^ゞ


ふと見ると、水路の向こう側には
イナゴを採りに来ていた親子連れがいた。

お嬢ちゃんが、パパの陰からこちらを見ている...。
あぁ... 平和だね〜♪


バイバ〜イ!と手を振ると、小さく手を振り返してくれました☆


さぁ、今日はムシ採りではなかったものの
随分とこのお魚捕りで楽しんでしまった。
この辺でお開きにしましょう...。



サヨウナラ...。



〜 後記 〜

帰宅する途中、コンビニで買ってきたアイスを食べながら
我が家の水槽で泳ぐ、お魚ちゃん達を撮影♪

う〜ん、やっぱりタナゴが綺麗だな〜。
本日捕れたのは、全てタイリクバラタナゴ。
もっとも身近なタナゴだが
“タイリク”と言うぐらいだから、和製ではない... (^-^;

アジア大陸東部、台湾島原産の外来淡水魚で
ソウギョ、ハクレンなどの放流魚に交ざって日本に持ち込まれ
その後、卵が産み付けられた二枚貝の移入に伴い、日本各地に広がったという...。

本日遊んだ水辺には、この他に
カネヒラ、アカヒレタビラ、ニホンバラタナゴなどが生息しているそうだ。

せっかく作ったお手製の網を、まだまだ試してみたいし
これからも少しずつ、タナゴのお勉強をしていく事にしよう。。。




〜 主な確認種 〜

●バラタナゴ属
 タイリクバラタナゴ Rhodeus ocellatus ocellatus 1×6





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