採集履歴

“2005年 お魚捕り 編(3)



05.01.15 (Sat)
 Lake Side 「悪天候の中、新しいタナゴをゲット♪」 
                                                                                                  

お昼の12:20、高速を使って実家へ向かった。

凄い雨だなぁ…

ワイパー全開で先を急ぐ。
この分だと、まだ陽がある内に帰宅できるだろう...。

そしたら、タナゴを捕りに出かけちゃおう♪


〜 どしゃ降り漁 〜


そんな訳で、いったん実家に帰って荷物を下ろしてから
早速湖岸へ出かけた... (^ ^ゞ 

時刻は、15:00ジャスト。
相変わらず、どしゃ降りである。
しかも空気がハンパなく冷たい。

前日の天気予報では、雪になるかもしれないと発表されていたので
無理もなかった。

しかし、水中ならある程度の温度を保っている筈だ。
流れのない水路を狙うのだから、きっと支障はないだろう。



どしゃ降りの堤防をゆっくり走ります。


まずは、普段良く訪れているポイントの、水門を挟んで反対側の様子を見てみることにした。
毎回同じ所で... というのはちょっと芸がない。

さぁ、行ってみよう!
手製の網をゆっくりと水中に沈め
そしてガバッとすくい上げてみた。

しかし、わずかに入ってきたのは、ブルーギルの稚魚やクチボソなど...。
何度繰り返しても同じ結果だった。
そもそもここは魚が少ないようだ。
これではラチがあかない。

う〜ん、駄目だ...。


雨風が強すぎるので長期戦は無理と判断し
結局いつものポイントへ... (^-^;

まずは手際よく、いつもの仕掛けを水中に沈めておいた。
これは最後のお楽しみである☆


容器にお水をくんでおきましょう。


あまりにも厳しい状況下だったので

「ここまで俺は良くやったな! あぁ、良くやった!」

などと、自分自身に言い聞かせるように
ふざけた独り言を発しながら
網を入れてみた。

すると...
いきなりおびただしい数の小魚が入ってきた!

当然、タイリクバラタナゴも混じっている。
ほら、この通り。


一掬いでいくらでも入ってきます。


これでは、どんな天候でもエンジンがかかってしまう... (^ ^ゞ
我を忘れて魚をすくっていたら
早くも辺りは真っ暗になってしまった。

出だしが遅かったからなぁ〜。


あっという間に真っ暗です... (^-^;


ヤバい!
だんだん指先の感覚がなくなってきたぞ...。

「良くやった! 良くやった!」

そう連呼して車の中へ避難。
びしょ濡れで
何だか頭が痛くなってきた... (^-^;


車の暖房でジャージを乾かしながら
いったんコンビニへ。
こういう時は、栄養ドリンクに限る。 → ショボい... (^-^;


リポビタンDは、私の精神安定剤です!?
お陰様で、大分落ち着いてきた... (^-^;



〜 仕上げ 〜


一呼吸入れたところで
さぁ、どうしようか...。

既に辺りは真っ暗だったが
このまま引き下がることはできないだろう。
最後のお楽しみ、仕掛けのチェックが残っているではないか!... (^-^;

今回は魚が沢山いるところへ沈めたので
期待できるぞ♪


びしょ濡れだったジャージも大分乾いたところで
気分を入れ替え、本日の仕上げに取り掛かることにした。

再び現場へ戻り、ドキドキしながら仕掛けをあげてみる...。

ややや!?

相変わらずクチボソがたくさん入っているが
今日は初めてお目にかかる魚が入ったぞ!

体長は8cmぐらいで
ブルーにイエロー、それからピンクのコントラストがとても美しい!

これは間違いなくタナゴだろう。

雨が強くて、とても撮影できる状況ではないので
家に持ち帰ってあらためて観察してみることにしよう!

うししっ! お楽しみが更に繋がったぞ♪



〜 後記 〜

家に帰って、捕ってきたタナゴ達を水槽へ入れてマジマジと眺めてみる。
写真(左下)が、先程仕掛けに入ったタナゴだ。
ようやくバラタナゴ以外のタナゴを捕ることができた☆

後ほど、お魚大好きのMさん宅へ運んで見てもらうと
これは、
アカヒレタビラAcheilognathus tabira subsp.1) という日本産のタナゴだった。

 本州で、利根川以北の太平洋側と、石川県以北の日本海側に分布し
 タビラ3亜種のうちで最も分布が広いという。
 4〜6月の繁殖期にはオスの臀びれの外縁は赤紅色になるそうだ。

写真ではわかりにくいが、本日(1月に)捕れた個体であるものの
とても綺麗な赤紅色を発していた。
体長は5〜8cmとされるので、バラタナゴよりも一回り大型の個体である。

因みに、その他日本には、シロヒレタビラ(西日本)、セボシタビラなどのタビラが生息しているらしい。

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アカヒレタビラ Acheilognathus tabira subsp.1 タイリクバラタナゴ Rhodeus ocellatus ocellatus


う〜ん、やった

悪天候で短時間ながら、初めて見るタナゴを捕ることができたぞ♪


〜 主な確認種 〜

●タナゴ属
 アカヒレタビラ Acheilognathus tabira subsp.1 ×1
●バラタナゴ属
 タイリクバラタナゴ Rhodeus ocellatus ocellatus ×n





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