採集履歴
“2005年 ヒラタを訪ねて○千里?” 編(5)
05.01.29 (Sat) River 「いい所ですね!期待の幼虫」 |
今週のヒラタ探しは千葉からスタート。 しかし、あくまで目指すのは 生まれの地で前々から調査を続けてきた河川敷だ。 今回は地図を眺めながらずっと気になっていた、とあるエリアを狙いたいと思う。 いつか行ってみようとは思いつつ つい後回しにしてきたが そろそろ足を運んでおきたいところだ。 本当に楽しみである。 |
〜 猫ちゃんに見送られて 〜
午前 11:10 に玄関を出る。
車を置いている駐車場まで、荷物を背負って歩いていくと
普段よく見かける猫ちゃんが、今日も塀の上から出迎えてくれた。
「なめんなよ〜!」
いつも怒ってるんですよ... (^-^;
長年借りていた駐車場だけに、こういったお友達(?)もできた訳だが
そろそろ明け渡さねばならない時期が近づいているんで
君ともお別れだねぇ〜。
いつも、お見送りありがとう☆
心強いぞ・笑!
しかし、期待のエリアへ向けて意気揚々と出発したが
例によって、すぐに渋滞... (-_-;
なかなか前に進みません...。
え? 左車線が空いてるって??
そちらは左折専用で
仮に車線変更して前の方へ移動しても
なかなか本線に入れてもらえないんですよ...。
私の車はこの辺のナンバーじゃないんで
時々田舎者丸出しのそぶりで
大目に見てもらって入れてもらっちゃうんですが... (^ ^ゞ
〜 期待の幼虫を発見! 〜
そんなこんなで2時間弱をかけてようやく現地へ到着した。
まずは河川の合流点付近を見て回ろう。
砂地盤でとても雰囲気が良い。
どれ、この道の先に見える、小さな林から覗いてみようか。
前進していくと、ここを開墾したのは俺だ!
と言い張る気っ風のいいおやっさんから声をかけられた... (^-^;
この先はどうなっているのでしょう??
しかし、どこへ行ってもゴミは捨ててあるものだね...。
特に河川敷って所は... (^-^;
ディスプレイを捨てるなって... (^-^;
この後、何台も見ることになるが
ポンコツ車も多数...。
車も捨ててあります...。
お墓もあった...。
先程話しかけてきた、おやっさんの気持ちなのでしょう...。
…で、肝心なクワガタ探しの始まりだ。
まず初めにやってきた、この小規模な林だが
陽当たりが良さそうで
数十本のヤナギが群生しており
ヒラタ探しにはもってこいの環境と思われた。
この辺には、この様なスポットが至る所に点在していると思われる。
う〜む、にらんだ通りだねぇ〜♪
まずは、こんなところです。
土中から引きずり出した
この様な、か細い材からは
期待できる幼虫を3頭も得ることができた☆
この材から期待幼虫を得ました♪
全て脱皮した直後の2齢個体だと思われるが
この段階での頭幅を見る限り、明らかにコクワちゃんではない。
しかも、いつも見ているノコノコともちょっと様子が違った。
さい先いいぞ♪
林の外側を流れる河川際に立って対岸を眺める...。
どうやら、あちらには林がなさそうだ。
ややや?
向こう岸から何人もの人がこちらを見ているぞ!?... (^-^;
向こう側には林はないのですねぇ〜。
〜 いいとこだ〜♪ 〜
久々に期待幼虫を携えて、少々場所を移す事にした。
週末なんで、色々な目的で
この河川敷を訪れている方々がいる模様...。
大人気だ☆
道中とても魅力的な林が見受けられたが
そういった方々の邪魔をしちゃいけないので
余裕を持ってスル〜。
普段なら要チェックなのだが
なんせ、次から次へと良さそうな林が視界に飛び込んでくるので
そもそも全て回っていたらキリがない。
…で、お次は
誰にも迷惑をかけない、こんなところを選んでみた...。
ぬかるみ多し!です。
先程のポイントと比べ、林の規模はとてもでかい。
そして一度潜入すれば、歓喜の声の連続☆
いいところだ〜♪
早速、根食いのヒラタを求めて穴掘り開始!
ヒラタは大半が穴掘り...昔先輩から教わりました。
しかし、これだけの環境が残されていても
簡単にはいかないのがヒラタだった。
ここでは、先程の幼虫のような目新しい発見がないまま終了。。
それにしても
むむ〜、ここにも廃車が... (^-^;
また、車が捨ててあります...。
対岸には、ヤナギの巨木が多数見える。
けど、向こう側に行くのはいつになる事やら...。
向こう側も良さそうですねぇ〜。
林に侵入した位置から
東の方にはあまり材がなかったが
西の方へ目を配ると
こんなのが沢山転がっていた。
当然、コクワちゃんの産卵マークがビッチリ。
お馴染み、コクワちゃんの産卵マークです...。
また、別の丸太をひっくり返すと
裏側から越冬中のコクワちゃんが現れた。
起こしちゃって、ごめんよぉ... (^-^;
コクワガタ(Dorcus rectus rectus:MOTSCHULSKY, 1857):♂
ふむ...。大分くたびれてきたので
そろそろ引き上げるか...。
今日は、何となく時間ギリギリまで
ねばろうとする気持ちにはなれなかった。
初めて訪れたこのエリアに群生するヤナギ帯の規模と、点在する林の数に
面食らってしまったという感じである... (^ ^ゞ
それでも、まだ散策していない林を少しでも多く確認しておこうと
来た方向とは、全く反対の道を選んで
周囲の様子に気を配りつつ、帰路についた。
帰り際、いいなぁ...と思ったポイントです。
そして最後の最後で...
ややや!?
こいつは凄い!
急にブレーキを踏んでしまった... (^-^;
帰り際、うぉ〜っ(@_@)!っと思ったポイントでした... (^-^;
…ここへは、また来なければいけませんな〜☆
〜 後記 〜
吉牛でブタ丼をたいらげ、腹を満たしてから帰宅 …18:30。
往路よりも、実質30分ほど早く到着できた。
本日採集した期待幼虫はこれ☆
手のひらにのせてマジマジと眺めてみる。
近所にお住まいの、ドルクスが大好きなMさんに見せると
多分ノコだろう...。
とのことだった。
おいおいおい... (^-^;
多分おおせの通りかとは思うが
儚い希望を持って
ブナの菌糸瓶、それから腐朽が進んだブナの菌糸カス入りの瓶に分けて
飼育しながら経過を見たいと思う。
今日は、以前から期待していたエリアが予想以上のものだったので
とても楽しかった♪
そして、くたびれた... (^ ^ゞ
〜 主な確認種 〜
●クワガタムシ科 | ||
不明幼虫 | : | ×3 |