採集履歴

“2005年 ヒラタを訪ねて○千里?” 編(7)



05.02.11 (Fri)
 River 「茶黒い液...(^-^;」 
                                                                                                  

今日も河川敷へ出かけようと思う。
くどいようだが、やれるときにやっておかないと!
今日は千葉からの出発となった。


〜 いい流れだ! 〜


午前 11:30 に家を出発。
前々回、ほぼ同じ時刻に千葉の家を出た時には、うんざりするほど道が混雑していたのに
今日は平日なので(?)、ガラすきだった。
しかし、こうも状況が違ってくるとは...。
ラッキーである♪

そして、天気がいい!
ここのところ、ヒラタを探しに出かける時は大抵晴天に恵まれている。
これまたラッキ〜☆彡



ヒラタの日は、いい天気が多いです♪



〜 採集開始!茶黒い液… 〜


本日訪問するのは
前々回、前回と、集中的に調査を続けているエリアだ。

なんと、前々回とほぼ同じ出発時刻で、同じコースを辿り
1時間も早く現地へ到着してしまった。

いい流れだ!

うむむ... いつ来てもいい所だな〜。


いつ来ても、いい所ですねぇ〜。


まずは、前回訪れた水路の周辺へ...。


まずは、こんな所から...


ここは、カラカラに乾いた貧相な材から、ノコノコの幼虫を割り出したポイントである。
もう一度復習するような気持ちで林の中を歩き回ったが

手頃な土中材を見つけるも
今日は手応えがなかった...。
いけね!ここは野薔薇が凄いんだっけ... (^-^;



続いて、住宅街からこのエリア一帯へ到る、入口付近まで戻り
腰を下ろすことにした。

何度訪れても、まだまだチェックしていない林がいっぱい残っている。
しかしここは、幹が太く、背丈が高い広葉樹が沢山生えており
暖かくなった頃の状況を想像すると
雰囲気としては、“ 森 ”と言った方が適当かもしれない。

鳥を撃つハンターの銃声に耳を傾けながら
ウロウロと歩き回っていると
直径60cm程の白枯材が土中に埋もれているのを発見。

早速周囲に穴を掘り、削ってみた。

するとあっさり、いかにも!といった感じのノコノコの幼虫が出現。
やはり今日も出してしまったか... (^ ^ゞ


ノコノコの幼虫と...右はコクワちゃんの♀です... (^-^;


とりあえず、コクワちゃんの♀と並べて撮影。。。

するとここで突然、弟から連絡が入った。
なんと、私の後を追ってすぐ近くまで来ているという。
後ろを振り向くと、あやや!? 本当だ!

もう見えるところまで来ているではないか... (^-^;

口頭でこちらの場所を伝えたが、向こうはこちらに気づけず
いったん私の目の前をスル〜 ... (^-^;

しかし、じきにUターンしてこちらへやってきた。

今、いいところなんだよ☆

この後、更に深く穴を掘って
斜めに埋まっている材の裏側を削っていくと
真っ白い幼虫がゴロゴロと出てきた。

まさに、クワガタと大型カミキリの幼虫の雑居房である。


赤ちゃん達が、唸るように入っています。


これら全部を回収していたらキリがないので
ある程度、自分の尺度でふるいにかけ
持ち帰る幼虫を選別した。

顔が正円形に近く、真っ赤だし、体の大きさから言っても
おそらく全てノコノコの幼虫だろう。
しかし一つ気になったのは
皆、揃いも揃って口から茶黒い液を吐き出すことだ。


右の子なんかは液まみれ...

皆が皆、茶黒い液を口から吐き出します。


私は初め、ノコノコとがん決めだったが
弟は、とある大先輩の報告を熟読したところ

刺激を与えたときに茶黒い液体を口から盛んに吐き出す幼虫は、ヒラタのケースが多く
今後、ノコと判別する補助的な尺度の一つになりうるかもしれない。

…と書いてあったそうで
あくまでポジティブに(ヒラタの可能性ありと)考えていた。

言われてみれば、確かにそうかもしれない。
これまで数多くのノコノコの幼虫を割り出してきたが
茶黒い液を口から吐き出すことは一度もなかった。
(ミヤマなど、その他の幼虫では時折その様な事もあったが...)
数十頭の幼虫がこうも揃って液を吐き出すのは珍しい事ではあった。

…まぁ、儚い希望を持って、この子らも飼育してみることにしよう!



更に、大きな河川際へ移動してみた。
広い砂地に、汚いボールが転がっている。
それを蹴飛ばしながら
左手に見える林を見渡して行った。


砂場は地熱が蓄えられるのでしょうか!?


百メートルほど歩いた所で
林へ侵入。

先程のポイントと比べ、こちらはいかにもヤナギといった
低木が地を這う様に群生している。

一歩足を踏み入れると
すぐに、か細い立ち枯れ材を発見。

砂地なので、難なく周囲をスコップで掘り下げる事ができ
枯れた根株からは、ノコノコの幼虫を沢山割り出した。

さっきの幼虫たちと姿形は違わないんだけどな〜。
こちらは皆が皆、茶黒い液体を吐き出すことがなかった...。


今度はこんな所です。


その後、暫く林の中を散策。
倒木は沢山見られたが
以後、土中に埋もれた材を見つけることはできなかった。
因みに付近では、開発工事も進んでいる模様...。


歩き回って終了ですね...。


いずれにせよここも、ヒラタを探すにはなかなか良い環境だった。
是非また来てみたい。

気がつけば、いつの間にか陽が西に傾きだしている...
ムシ採りに夢中になっていると、本当に時間が経つのが早いなぁ... (^ ^ゞ


時間が経つのが早いですねぇ〜。



〜 牛丼屋へ寄って終了 〜


今日も少しだけ前進☆
また、新しいポイントを知ることができた。
そして何クワであろうと、でかい幼虫を沢山割り出して結構楽しめた♪

さぁ、大分腹が減ってきたし
飯でも食いに行こう!

牛丼屋を見つけて駐車場に入ったが

あれれ? やたら車が多いな...。

それもその筈で
今日は全国一斉に、一日だけの牛丼復活DAYらしい。
よく見れば、お客さんが店の外まで行列を作って並んでいた。

そういや往路で、ニッポン放送のラジオビバリーヒルズを聞いていたら
高田文夫さんがそんな事を言っていた気がする。

しかし、当然私は並んでまで待つ気にはなれない... (^ ^ゞ


…と言う訳で、更に移動し、S屋さんの方でお世話になることにした。
こちらはすいている☆

えっと... チーズがのってるやつに、けんちん汁を付けてください!

ボリュームがあってとても美味しかった♪
疲労が一気に回復してくる!

隣の席にいたお嬢ちゃんと、父親の会話が聞こえてきたので
何気に耳を傾けてみたところ
父親の語りかけに対し
あっさりと断りを入れたお嬢ちゃんのセリフが
非常に冷酷極まりなく、笑えた... (^-^;

さて、これから実家の方へ帰って、この子ら(幼虫達)の寝床を作ってあげましょう!


週末は実家へ寄っていきま〜す。



〜 後記 〜

本日は結構沢山幼虫を持ち帰ったので
飼育瓶や、ストックしておいたマットが足りなくなり
結構大慌てだった... (^ ^ゞ

それにしても、出かける度に気になる幼虫を持ち帰ってしまうので
飼育瓶があまりにも増え
自部屋の飼育スペースがなくなりつつある... (^ ^ゞ

よって今回は、大半を弟に預けることにした。


今日は25頭持ち帰りました... (^-^;


…きっとノコノコだろう。

しかし正直な話、ここ何回かでは100%ノコノコだとも言い切れない幼虫が
増えてきている。

よって前々回に引き続き、ここはあえて「不明幼虫」の確認を
本日の結果として掲げておこうと思う。

う〜む... 結果はどう出る事やら。。。
まぁ、あまり期待はしないで、前を向いていたいものだ。

いずれにせよ、探し方に間違いがあるとは思えないので
暫くはこのまま変わらず、コツコツと調査を続けていくことにしよう。

後は幸運の神様が舞い降りてくれるのを待つばかり☆

ただ、明日、明後日のどちらかは、ちょっと気分転換をはかりたいと思う。
別に、ヒラタ探しにくたびれた訳ではない。
勿論、余興なんかでもないぞよ☆
ふっふっふ...。
この時期が、彼らを採集するにはベストシーズンのようだから
行っておかねばなるまい。
春まで待つことなんかできませんよ。


〜 主な確認種 〜

●クワガタムシ科
 不明幼虫





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