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“2007年 秋の山登り” 編 (3)



07.11.25
Sun) Mt 「気ままな さすらい記」 
                                                                                                  

今回は、「我が故郷に通ずる一連の自然環境」という条件付きで
茨城県の枠を越えたフィールドを散策してみよう。

行く先は、これまでにも 何度か車で流したことがあるエリアなので
全くの未体験ゾーンという訳ではないのだが
もう一歩先へ踏み出すことで
いずれは新鮮な出会いが訪れるのを期待したい。

まずは、何も考えないで気ままに出かけてこよう。

相変わらず、ムシが出てきませんけど... (^ ^ヾ
覚え書きと言うことで、よろしゅう。。m(_ _)m


〜 未踏の沢筋 〜


眩しい晴天の下、8:40に家を出た。
予報によると、気温は16℃ぐらいまで上がるらしい。。

いきなり話はそれるが、今日は 9:00 過ぎより yasu が古巣のつくば市で
フルマラソンに出場するそうだ。

この気温では、ちょっと走りにくいかなぁ。。(^ ^;;

昔は私もランナーだったので、つい×2 そんなことを考えながら滑り出した。


いつもここから。。



とは言え、私にとっては 大変ありがたい小春日和。。(^ ^ヾ

11月と言えば まだ “秋” だけれど、標高を上げれば 紅葉のシーズンは終わり...
冷たい風が吹き抜ける山肌は、すっかり落葉して 冬の兆しを見せ始めていた。。

そんな訳で、11:00 過ぎに県境付近へ到達し
山間部の、とある沢筋が気になって車を降りた。。

散策を始めると、周辺には、コナラ、ミズナラ、シデ、サクラ・・・
たま〜に モミ、マツ、カツラ ・・・などの林が広がっている。

前回の様に、コルリ材でも落ちてないかなぁ??


未踏の沢筋 @11:21



う〜む... 駄目だ... (^-^;;
コルリ材はおろか、ルリ 改め “オオルリ” の産卵マークさえ見つけられない... (^ ^ヾ

ま、そんなもんだろう。。

いきなり事はうまく運ばない。

沢筋に沿い、長靴でグシャ×2 と音を立てながら 歩き続けていると
ふと、斜面上に樹齢を重ねたブナが現れた。

ほおお〜!

このエリアなら ブナが存在しても 決して不思議ではないのだが
初見の大木なので、ちょっと新鮮だった... (^ ^ヾ

あぁ... 陽に照らされた真っ白な木肌が美しい。。


初見のブナ @11:40




〜 未登の山 〜


その後、魅力的な林道の入口を発見したり
渓谷沿いに形成された有望な広葉樹林に感激しながら、更に車で移動していると
以前から ずっと気になっていた、某山の近くを通りかかったので
この機会に、思い切って登ってみることにした。

完全に県外の山だが、まず×2 の標高があり どうしても無視はできない。

文献、ネット等での前情報が全くないので、楽しみである。

これまで辿ってきたアスファルト道をそれ...
霜が融けて、ツル×2 と タイヤが横滑りしてしまう 田んぼのあぜ道を慎重に前進していくと
前方から 林道の奥で作業してきたと思われるユンボが現れた。
車を降りて走り寄り...

「あの〜、どうしても ●●山を登ってみたいのですが。。」

と、その運転手さんに尋ねたところ、これ以上の前進は絶対に無理だから
この辺に車を停めて 歩いて行くのが得策だと、適切なアドバイスを下さった。

分かりました!ありがとうございます♪m(_ _)m 

この出会いがなければ、私は取り返しのつかないミスを犯していたに違いない。。(^ ^ヾ
運転席へ戻ると、更に...

「あそこ〜、おいらの車の傍へ停めればいいよ!」

と、陽当たりの良い空間を指差しながら、大声をかけてくれたので
お言葉に甘え、こんな(↓)場所に相棒を置かせて頂くことにした。

地域の方の暖かさに触れた時は、本当に嬉しいものだ。


スタート地点 @12:35



持参した弁当を食べ、身支度を整えてから いざ出発!

意気揚々と歩き始めると、すぐに林道は
単なる歩行さえ困難な ドロ×2 の “ぬかるみ” と化した。

それが、数百メートルにも渡り続いていたのだ...
ホント、ユンボのおじさんの言った通りだった。。(^ ^ヾ

暫くすると、しっかりとした林道が現れ 周囲は貧弱なスギ林となり...


毎度、スギ林からですね。。



やがて、沢筋に広葉樹が増えてきた。。


ムシ採りには、ちょっと厳しい環境かもしれません。。



歩き始めて40分後...
遂に尾根へ乗り、息切れする急斜面を登り始めた。


山頂に近づくに連れ、マツ類の若樹が
目立ち始めました。



気がつけば、随分登ってきたものだ。


眼下の眺望です。。



そして、ようやく期待していた頂上が見えてきた。。

うっそ... ここが!?(-o-lll

あちゃ〜、ちょっと (いや、かなり)期待はずれかも。。(^ ^;;


三角点だそうです... (^ ^;;



周辺には殆ど樹が生えていない。。
私が理想とするムシ採りには縁遠いシチュエーションだった。

うぬぬ... (^ ^;;

まぁ しかし、それを自分の身体で確かめられたのだから
ポジティブに受け止め、全て良しとしたい。

打算的な考えで近道ばかりをしていたら、本当の喜びを味わえないことぐらい
これまでの積み重ねから良く分かっているつもりだ。

わははっ、日々勉強也!(^ ^ヾ

ただ、太平洋側の景色はなか×2 見晴らしがよかった。

また一つ、新たな山をクリアしたと言う満足感はある。

林道の周辺には、ツツジも沢山生えていたようだし
暖かくなってから ハイキングするには良い山かも。。


標高は、結構あります。



と、そんな所で、あっという間にタイム・アップ。。
高速不使用の、長〜〜〜い帰路についた。。

そういえば、yasu は42.195km を完走したのであろうか??


お疲れ様でした。。




〜 後記 〜


18:00 過ぎに帰宅。。

後半、山登りに徹したためか(?)
結局、全くムシが登場しない さすらい日記で終了してしまったが
これも、私流の大事なプロセスなので あえてさらっと掲載してみた。。m(_ _)m

ただ、周辺の環境から想像するに
“クワガタ@小型種編” を継続できそうな手応えは掴んでいる。
勿論、その他の甲虫にも どん×2 目を向けて行ければと思う。

まぁ、のんびりと歩を進めていこう。。

yasu は、今年も無事に完走したそうで... また来年へ繋がったようだ☆

何事も、続けることが大事といったところかな。。




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