調査履歴

“2010年 R地区調査” 編 (30)



10.06.07
(Mon) Coast 「更新のついでに」 
                                                                                                  

運転免許の更新期限が迫ってきました。

恥ずかしながら、私はスピードの違反歴が 5回もあるため
今だに別途講習を受けねばなりません...

朝のうちに受付を済ませて
昼までには更新手続きを完了させたいものです。。
丸一日を無駄にしたくはありません。

午後は、そのついでと称するのもなんですけど...
寸暇を惜しんで R地区調査の予定です。
こちらもコンスタントに続けています。



さて、中央の免許センターへやってきました。

前回 ( 3年前 ) も違反者の講習を受けたのですが...
私の違反は 5年経たないと消えませんから
もう一度、同じ ペナルティを受けなければならないのですよ... (^ ^ヾ

まぁ前回は、地元の警察署で講習を受けたので
更新に 2日も かかっちゃったんですけどね...


今日は、半日で終わります。。



お昼になり... 長い長い講習を終え、遂に開放されました...

過去を顧みると、5回の違反のうち 1回はオービスによるものです。。
あの時は、諸々の手続きに 3日間と 10万円以上の出費を要しました。。

私に、再び ゴールドの日々が訪れるのだろうか??

そんな くだらないことばかりを講義室では考えてました... (^ ^ヾ




さて!気分を入れ替えて フィールドに出てみましょう。

以前からずっと 歩行虫に着目していますが、今回は海辺に寄りたいと思います。

まず初めに、R地区では割と記録が残っている 環境保全地域へ向かいました。

路駐できるスペースに マイ・カーを置き
砂浜を目指して 照葉樹林の谷間を下りました。。

因みに、路傍では こんなカミキリムシも見かけていますよ



あ。。。



ホシベニカミキリです。

この辺は、タブノキが多いですからね。。
存在して然りです。

真っ赤なので、とにかく目立ちますよ。

海から引き上げてきた若人達@サーファー の視線を、釘付けにしてました。
(単純に、撮影している私が珍しかっただけかな... (^ ^ヾ )


ホシベニカミキリ
Eupromus ruber (DALMAN, 1817)



で... せっかく 目的の砂浜に辿り着いたのですが...

こちらでは どうにも歩行虫が見つかりませんでした。。

仕掛けておいたトラップも不調のようです。。

理由は分かりません。。


環境はとても良いのですけどね...

おそらく、タイミングが悪かっただけのことだと思います。

また 来ることにしましょう。。



ここは、また次回。。



仕方がないので、同じ R地区内にて やや南へ移動。。

こちら (↓) の クロマツ林にも、トラップを仕掛けてあるんです。。



何か落ちてるでしょうかね。。



う〜む... 特に進展はありませんね...

因みに、誘引用の餌は さなぎ粉を使ってます。


カントウアオオサ ×1。



全てのトラップが、シデムシ優先という状況でした...

でも、だからと言って これらエリアの歩行虫に 見切りをつけるようなことはありませんよ

実は昨夕、本県ではあまり例がないオサムシを この林縁で確認しているのです。
黒くて、肩幅が広くて、飛べる奴なんですけどね... とても頼もしかったです
長々と通った末の結果ですが... やはり今後とも、海岸線は無視できません。

少々話が脱線しますけど....

自然の様相は、何度も×2 繰り返し通い詰めないと...
解釈・判断できません。

良いムシが採れるか採れないか... それだけに拘り過ぎるムシ屋さんになると
お世話になっている自然の恩恵を忘れてしまいます。。

初めは大切に見つめていた普通種を...
( 一般的に言えば クワガタならコクワちゃん、カミキリなら ゴマフやベニなどでしょうか... )
いつの間にか “ そんなのしかいない ” などと、軽視するようになっているのは寂しいことです。

一頭のアオオサのデータは、とりあえず これまで通り しっかりと メモしました。

私も気をつけないとなぁ。。

・ ・ ・ ・ ・ 。


では、砂浜も覗いてみましょう。

今日は暑いですし、“ あれ ” も活動している筈です。


もはや真夏日です。。



お恥ずかしい、ゴミだらけで汚いですね...
これでも随分落ち着いたのですよ。。
小学生の頃、みんなで掃除をした記憶が懐かしいです。

ぼんやりと過去を振り返りながら、付近の流木をひっくり返してみました。

すると...

おお、やはり いらっしゃいましたか。。


ヒョウタンゴミムシ
Scarites aterrimus MORAWITZ, 1863



隠れている子がいれば、焼けるような砂の上を 元気に走り回る子もいました。


ホソヒョウタンゴミムシ
Scarites acutidens CHAUDOIR, 1855



ヒョウタンゴミムシ類は、この時期が “ 入り ” な気がします。

正直今年は、 “ 大きいの ” の可能性を探っているのですけどね。。

いささか無謀かな...


では砂丘の草地も見てみましょう。。


こちらの シチュエーションを
より好む子達も いらっしゃいます。



いらっしゃいました!

かなり大型ですが、オサムシの “ もどき ” です。

沢山いたのですが、元気があり過ぎて 撮影するのに一苦労しました。。(^ ^;;


オサムシモドキ
Craspedonotus tibialis SCHAUM



さぁ、そろそろ いいかな。。

短時間ながら、定期点検終了です。

これから千葉へ向かいますゆえ 今回はこの辺で。。




〜 後記 〜


今回は、各種ヒョウタンゴミムシ、オサムシモドキが多数頭 ( それぞれ 1頭ずつ持ち帰り。。)
それから、カントウアオオサムシ、オオナガゴミムシなども見られました。

新たな発見はありませんでしたけど、ありのままの様相を眺めていることは
とても楽しいですよ。 何と言っても、我が故郷ですからね

免許の更新も無事に完了し、また 3年間 安心して フィールドへ出られます



〜 主な確認種

●オサムシ科 Carabidae
 カントウアオオサムシ
 ヒョウタンゴミムシ
 ホソヒョウタンゴミムシ
 オサムシモドキ
 オオナガゴミムシ


ヒョウタンゴミムシ
Scarites aterrimus
M
ORAWITZ, 1863


ホソヒョウタンゴミムシ
Scarites acutidens
C
HAUDOIR, 1855


オサムシモドキ
Craspedonotus tibialis
SCHAUM






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