調査履歴

“2011年 北の照葉樹林” 編 (3)



11.09.17
Sat) Coast 「スダジイの古木めぐり その5」
                                                                                                  

今回は、まだ見ぬ北方の照葉樹林を散策してこようと思います。
スダジイ・ラインとは、いかなるものか。。
今後への布石づくりは、重要です。
県境付近から、少しずつ歩を進める予定です。



11:00 に家を出発しました。

あいにくの雨模様でしたが、小学校@北茨城市の運動会に参加している yasu 情報では
概ね大丈夫みたい。。 ( そういえば、この日は yasu が生まれた日でした


前方の雲行きが、怪しいのですが。。



途中から、高速道路にスイッチしました。

スピードと共に、雨の勢いも増すばかり。。


本当に大丈夫でしょうか。。



しかし びっくり、本当にあがりました。
道路も乾いています。



ちょうど、yasu の家あたり。。



やがて、お隣様のエリアへ。。



久しぶりに、お邪魔いたします。



震災から半年... 慎んで参りたいと思います。


通行止めが、多かったです。。



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予定通り、海岸へ出てみました。


休憩をかねて、少しだけ ぼんやりとしました。。



さて、沿岸部におけるスダジイ林の散策です。


絶壁の上に、並んでいます。



ブロッコリーは、分かりやすいです。


点的・線的な纏まりは窺えますが...



ここまで北上してくると、R地区のような樹林の規模は
なかなか望めませんでした。。
必然的なことです。

やや内陸部の方が良いのかもしれません。
10000年ぐらい前は、気温と同時に、水位も高かったわけですから。。


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やや南下して、船着場の傍に神社を見つけました。


樹林の内部を覗けるので、嬉しい限りです。



石段を登りながら、周囲のスダジイを見つめます。


古木も散見されました。



境内に立ちました。


ちょっと趣旨が変わってきますが...



かつては古建築が専門だったもので... つい見入ってしまいます。


神社建築も、割と好きなんです。



樹相が浅く、ムシを調査するほどの林ではありませんでしたが 訪れてよかったです。


伏せていますが...
震災の爪痕は、いたるところに あったのですよ。。



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数時間にわたる、海岸際の調査を終えました。

帰りに、やや内陸にある 別の社寺林へ立ち寄りました。
先日、車内からのみ観察した鎮守の森@北茨城です。


踏み切りの傍なので、駐車スペースが
なかったのですよ。。



モコモコと、スダジイの樹冠が見えます。


早速 境内に上がってみましょう。



う〜ん... とても素晴らしい大樹です。


このような古木が 何本もありました。



勿論、神社建築も一枚。


ぐるりと一周、必ず観てるんですよ。



なんだかムシの話題が全く出てきませんけど...
まぁ 今回は(も?)、下見ということで。。


心配された雨も上がったし、良い休日と 勉強になりました。



〜 後記 〜


丸一日、下見で終わる。。

振り返れば、このようなパターンも、本当に沢山ありましたね。
年間を通して計算すると、実質ムシ採りをしているのは
全体のおよそ半分以下の時間だと思います。

楽をして、効率良くムシ採りすることを 非としているわけではなく。。
苦労して、ようやく採集に結びつけることを美徳と考えているわけでもないんです。

こういった時間を費やしながら
自分の中のイメージを膨らませていくことが
単純に、楽しい。。(^ ^ヾ

私のみちくさです。

北のスダジイ・ラインは、もうちょっと内陸部を眺めなければ
イメージできなそうです。

また、お邪魔いたします。。m(_ _)m




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