調査履歴

“2011年 第5次調査” 編 (4)



11.12.10
Sat) Mt 備忘録(4) ストーリーは、繋げていかないと。。
                                                                                                 

秋の彩りに包まれてから、早1ヶ月。
また、大好きな山へ材採に出かけたいと思います。

ついつい、現場の空気が恋しくなってしまうのですよね... (^ ^ヾ

はぁぁ... 今年も残りわずかとなりました。。



冬ですね。
雲ひとつない青空の下、空気が澄んで冷たいです。
畑一面に、霜景色が映えました。


自宅の庭から... @ 8:55



毎度のことですが、道のりは長いです。
急がずに、のんびり ドライブを楽しみました。


目的地は、まだまだ先です。 @ 10:13



山奥では、ヤナギが群生する湿地帯を眺めました。


渓流の溜まり場です。 @ 11:28



暫らくの登山の末、稜線に乗りました。


最後の詰めは、急傾斜です。 @ 12:13



最近、少しだけ雪が舞ったようです。



標高が上がると、一層 空気が冷たいですね。。



そびえるブナです。



逞しいなぁ... 立派なものです。 @ 12:38



今回は、A, B沢筋間の稜線を辿り、Aの沢筋へ降りようと思います。



谷底の様子を窺いながら... 降り口を探ります。
@ 12:42



決めた、ここから参りましょう。


滑り落ちないように、慎重に。。



斜面に生える樹々を、観察していきました。


昼過ぎですから、真上から陽が差し込みます。
@ 12:43



お、向かいの斜面に見えるのは...



枝の隙間からブナが... @ 12:45



おそらく、いつも掲載している お気に入りのブナだと思います。



大樹が とても小さく見えますね。。.



ハリギリの老樹です。



落ち枝を少しだけ拾いました。。 @ 12:50



沢に近づきました。

早速、興味を引く材を発見。



枯れた サルナシが ぶら下がっています。
@ 12:54



カラカラの状態でした。


今は 入ってなさそうですね。。



羽脱孔が幾つか開いてました。



とりあえず、かつては宿っていたようです。



この様なシチュエーションですから、かろうじてコルリクワガタの幼虫が見られました。



今度は、向かいの斜面を徘徊しようと思います。 @ 13:12



先程 降りてきた斜面を一枚。


沢筋までは、陽が届きません。 @ 13:20



荷物 ( 材を詰めた手提げ袋 ) が増えたので、この急斜面を徘徊するのは
いささか しんどかったです。。



頭上に、朽ち果てた イヌブナが近づきました。
これを乗り越えねば、先へ進めません。



その後、前回も訪れた サルナシ・ポイントに至ります。

あ〜あ、また見つけてしまいました。



荷物の重量は、増すばかり... @ 13:27



降りてきた沢筋を見上げます。


ここは、本当に地盤が緩いんです。 @ 13:43



次に、西側から合流してくる小さな沢筋を見上げました。


実は前回 ( 11.11.10 ) 、この斜面では
4m ほど滑り落ちて 手首を擦り剥きました。。



最後に、かつて ムネモンヤツボシカミキリの♂を確認した沢筋をチェックしました。


蔓性の植物が、多い沢です。 @ 13:44



さて、この辺から折り返しましょう。

初めに降りてきた向かいの斜面を撮影しながら
地滑りが激しい反対側の斜面を必死で這い上がりました。


地盤が緩く、勾配も急なので...
少しずつ、老樹が力尽きていきます。 @ 13:49



樹々の根が張った、安定した地盤に辿り着けば
掴まれるところ、踏ん張れるところが多くなり安心です。


それでも 相変わらず斜面は険しいです。
視線レベルで撮影してみました。



西陽が差し込んできました。
もうすぐ稜線に辿り着きます。



足腰が鍛えられますね。



次第に、モミが濃いゾーンへ突入します。


前回は、健在ぶりを確かめにきてホッとしました。 @ 14:12



そして、ブナが濃いゾーンへ。。


先程、遠方から見つめたブナです。 @ 14:18



無事に、元の稜線へ戻りました。


今回も、堪能させていただきました。 @ 14:46



採集してきたサルナシ材です。


お土産も沢山頂きました。。 @ 14:50



時間をかけて、マイ・カーのもとへ。。


さて、もう一踏ん張りです。。@ 14:51



暫らく マイ・カーを走らせたところで、こんなところにも立ち寄りました。

狭いエリアですが... いつも気になっていたもので。。



ブナ帯ではありませんが、斜面の一部には
自然林が窺えます。@ 15:31



やばいなぁ... ここでもサルナシ材を見つけてしまいました。


食痕や羽脱孔も見出せました。。 @ 15:32



調査地から派生する稜線の斜面に加え、渓流もあります。


来年は、ライト・トラップを仕掛けてみたいと思います。。
@ 15:46



さぁ、家路を急ぎましょう。 陽が沈むのが早くなりました。。


お昼を食べていないので お腹がすきました。 @ 16:54



そうそう、今夜は皆既月食でしたね。。
今朝のラジオで知りました。
次回は、2018年、7年後とのことです。



撮影するタイミングが、遅れてしまいました。。 @ 23:24




〜 後記 〜


期待は薄いものばかりですが
サルナシ材を袋いっぱいにして 帰宅しました。 @18:10

また、来期に ライト・トラップ を仕掛けてみたい候補地も
新たに一つあげられました。

これまでの調査地から派生する山の斜面に加え、水の流れがあります。
何が採れそう、ということではなく... ここで何が見出せるか。
そんな興味がわいたんですよね。

ストーリーは、とにかく繋げていかないと。。

それから... 今夜は皆既月食でした。
撮影をするタイミングが遅れましたけど
バッチリこの目で見つめましたよ。

今年も残り3週間ほどとなりましたが
チャンスがあれば、もう一度 この大好きな山を訪れておきたいところです。




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