14.05.31-
(Sat) 第5次調査
                                                                                                     
この時期にして、気温が 30℃に達するという猛暑日となりました。
連日 28℃を越えています。 温暖化は確実に進んでいますね。。
乾燥化すれば、自然林の縮小は勿論のこと
そこに生きるムシの数も いつの間にか減ってしまいますから
やれる時に、少しでも多く 甲虫の記録を残しておきたいものです。
現在は 主に 2つのエリアを 調査対象としておりますが
可能であれば、あと少しだけ増やしたいところです。
今回は、手分け調査している yasu くんから採集したムシを途中で預かり
こちらは 大好きな山へ向かいました。

..
  
11:00 に待ち合わせ。 そして、ムシを預かりました。
普通種ばかりかもしれませんが、当たり前のことを
正確に記録することが大事なんです。 ( → 主な確認種

一時的な大雨も上がり、再出発です。

   
  
自分撮り。 13:00 暑いけれど 着込んで行ってきます。

   
   
   
ネンドタケには、キノコムシが増えてきました。
    
ベニモンムネビロオオキノコ
Microsternus perforatus (LEWIS, 1883)
  
ミイロムネビロオオキノコ
Microsternus tricolor
LEWIS
 
  
コシカケ系は、静かなものでした。
 
ツマグロハナカミキリ
Leptura modicenotata PIC, 1901
 
 
 
 
伐採地には、暑すぎて何もいません。。

ここまでに採集した個体は。。
 
 
ダンダラカッコウムシ
Stigmatium pilosellum (GORHAM, 1878)
 
ミイロムネビロオオキノコ
Microsternus tricolor LEWIS
 
ベニモンムネビロオオキノコ
Microsternus perforatus (LEWIS, 1883)
 
クロハバビロオオキノコ
 Neotriplax atrata LEWIS, 1887
  
キノコヒラタケシキスイ
Physoronia explanata REITTER, 1884
   
コクロヒラタケシキスイ
  Ipidia sibirica (REITTER, 1879)
  
ケモンケシキスイ
 Atarphia fasciculata REITTER, 1884
  
マダラゴマフカミキリ
 MesosaPerimesosapoecila BATES, 1884
 
セミスジニセリンゴカミキリ
Eumecocera trivittata (BREUNING, 1947)
 
17:00 前に、下山しました。
 
 
 
 
キノコを見つめることで、現地未記録の甲虫が増えていきます。
今回は、ネンドタケ、クロハナビラタケで 色々と確認できました。
カワラタケは不発です。
長袖のシャツやジャージは 大量の汗を吸って ビッショリでした。
ただ... 頭の周りに群がってくる コバエが、耳や鼻、目に
入ってこようとするので 暑さ以上にキツかったです。
毎年のものとはいえ、慣れません。


以下、主な確認種です。 ※は現地初


○主な確認種

ダンダラカッコウムシ ※
 Stigmatium pilosellum (GORHAM, 1878)

ケモンケシキスイ
 Atarphia fasciculata REITTER, 1884

キノコヒラタケシキスイ ※
 Physoronia explanata REITTER, 1884

コクロヒラタケシキスイ ※
  Ipidia sibirica (REITTER, 1879)

クロハバビロオオキノコ ※
 Neotriplax atrata LEWIS, 1887

ミイロムネビロオオキノコ
 Microsternus tricolor
LEWIS

ベニモンムネビロオオキノコ ※
 Microsternus perforatus (LEWIS, 1883)

マダラゴマフカミキリ
 MesosaPerimesosapoecila BATES, 1884

セミスジニセリンゴカミキリ
 Eumecocera trivittata (BREUNING, 1947)

ツマグロハナカミキリ
 Leptura modicenotata PIC, 1901
 

○主な確認種 @残されたブナ林



ミヤマメダカゴミムシ ※
 Notiophilus impressifrons MORAWITZ, 1862


ルリテントウダマシ ※
 Endomychus gorhami gorhami (LEWIS, 1874)

ハレヤヒメテントウ ※
 Pseudoscymnus hareja (WEISE, 1879)


クロルリゴミムシダマシ ※ 山地性朽木に集まる
 Metaclisa atrocyanea (LEWIS, 1891)

セアカナガクチキ ※
 Ivania coccinea LEWIS, 1895

ビロウドホソナガクチキ ※
 Phloeotrya obscura (LEWIS, 1895)

ニセヨコモンヒメハナカミキリ 
 PidoniaCryptopidoniasimillima OHBAYASHI et HAYASHI, 1960


フタホシオオノミハムシ ※
 Pseudodera xanthospila BALY, 1862