14.07.06-
(Sun) 第5次調査
                                                                                                     

今回も、簡単に。。

..
このところ、雨量が非常に多いようです。
 
 
  
まめに チェックしている アカシデの立ち枯れで
カレキゾウムシを見つけました。 何度もお会い
してきましたが、原色図鑑に 掲載されておらず
保留にしてました。しかし昨年 とある情報を得て
遂に同定 → てっぺんから県初記録できました。
 
   
ニセマダラカレキゾウムシ
Acicnemis luteomaculata MORIMOTO et MIYAKAWA, 1995
   
   
早速、イヌブナの細枝を見つめにいきました。
最近の 優先テーマとなっています。

  
    
傍には 広葉樹も伐採されているのですが...
こちらには、全くいません。

右下に写る葉上には、タマムシが沢山いました。
 
  
 


この辺で得られた甲虫を、以下に連ねます。
 
 
   
ゴマダラオトシブミ
Paroplapoderus (Agomadaranus) pardalis
(SNELLEN van VOLLENHOVEN, 1865)

平野部にもいる オトシブミ。
ここでは 初めて見ました。
 
 
クリイロチビキカワムシ
Lissodema (Lissodema) dentatum LEWIS, 1895
 
シデ類の樹皮裏にいました。
微小なムシに 注目すれば
まだまだ記録は増えます。

 
フタオビチビキカワムシ
Lissodema (Lissodema) pictipenne LEWIS, 1895
 
こちらも 同じグループです。
  
     
○○ニジゴミムシダマシ

アカシデの キノコ上にいました。
でかいのに、いつも同定に迷います。
原色図鑑には 4種類登場しますが
上翅に 赤紫色ベースの光沢を有し...
前胸の縁が丸い ( のかな? )...
体長10mm前後... 触角の逆三角形が...
何となく、カラー図版にはない 1種類
のような気がしています。 また保留。。

   続いて。。

別な尾根沿いで見かけられた甲虫を 以下に。。
  
 
トケジヒメナガクチキ
Hallomenus tokejii NOMURA et KATO, 1958
 
今週も 1頭見つかりました。 嬉しいです。
 
 
ハナノミの一種。

斑紋がハッキリしてるので、すぐに分かると思ったのですが...
図鑑には載ってませんでした。 調査中の もう一エリアでも
昨日確認されたばかりのようです。 とても気になります。。

 
ケシキスイの一種。
キベリチビ?にしては 大きいのか。。
もう少し調べれば、分かるような。。

 
  
ホソチビオオキノコ
Triplax japonica CROTCH, 1873

アカシデから ニョキっと生えた小さなキノコに
3頭ついてました。 触角の形に違和感を覚え
ましたが、チビオオキノコの仲間らしいです♪

 
 
倒れたミズナラの大木上に、若ブナ ( 写真中央 ) も
倒れていました。 で... ミズナラの枝先にはいないのに
ブナには数頭付いてました。 毎回色んな疑問を抱えて
家路に着きます。 次回は梅雨明けしますかね。。



○主な確認種 ※は現地初


ヤマトデオキノコムシ
 Scaphidium japonum REITTER, 1877

ホソチビオオキノコ
 Triplax japonica CROTCH, 1873

カツオガタナガクチキ
 Synstrophus macrophthalmus (REITTER, 1887)

トケジヒメナガクチキ
 Hallomenus tokejii NOMURA et KATO, 1958

クリイロチビキカワムシ
 Lissodema (Lissodema) dentatum LEWIS, 1895

フタオビチビキカワムシ
 Lissodema (Lissodema) pictipenne LEWIS, 1895

フタホシオオノミハムシ
 Pseudodera xanthospila BALY, 1862

ゴマダラオトシブミ
 Paroplapoderus (Agomadaranus) pardalis
 (SNELLEN van VOLLENHOVEN, 1865)

ニセマダラカレキゾウムシ
 Acicnemis luteomaculata MORIMOTO et MIYAKAWA, 1995


その他、多数。。