2014年 8月23日の午前中に
yasu くんから吉報が入りました。
2007年の早春から さまよい続けていた志は
今回の目標達成により
ようやく納得のいく節目が迎えられそうです。
まずは、ホッとしました。
総仕上げには 更に時間がかかりそうですけど
ゴールをイメージできるようになれたことが
何より大きな成果なのです。
まぁ... 分かる方には 分かっていただける
難易度の高さと 価値観があります。
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では、その電話を受けた前日 ( 8月22日 ) の写真から。。
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ちょうど 3日前 ( 8月19日 ) のこと。。
“ 大好きな山 ” に UVライトトラップを仕掛け
非常に険しく、そして恐ろしい体験をしました。
かなり消化不良気味な結末だったので
再挑戦しよう!と意気込みながら 今回も
山麓に続く林道の入口付近までやってきました。
が、しかし。。
どうしても、協力調査している “ あちらの山 ” の本命が
気になって仕方がありません。
夏は、より速度を増して過ぎ去ろうとしています。
時間が足りない。。
よし!
迷いに迷った末、急遽 方針を変えることにしました。
病院で点滴を打たれる程に頑張ったのだから
もう充分だろ。。また来年頑張ろう!
いやいやいや、そんな程度で 済まされる訳がありません。
・・・ということで、Uターン!
勤務中の yasu くんに電話しながら
夜のプランを練り直しました。
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大移動中に、急ブレーキを踏みました。
お... ミヤマじゃないですか。。
( 大丈夫。 まだ 目は衰えてないようです ^ ^ )
昔は、こんなことが しょっちゅうでしたよね。
ガードレール際の 細いクヌギでしたが
良く見れば、裏側にも何頭かついていました。
懐かしいな。こんな感覚。。
気持ちに リセットがかかった今夜なら
ひょっとして、何かが起こりうるかもしれない。。
そんな淡い期待を抱きました。
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ミヤマクワガタ
Lucanus maculifemoratus MOTSCHULSKY, 1861
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今回は一人での登山となりましたが
夜になれば yasu くんも合流することになりました。
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到着が早過ぎたので、改めてブナの根周りをチェックしました。
わ。。こんなところにも開いてました。@15:58
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時間が許す限り、片っ端しから。。
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散々藪漕ぎをして。。
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最終的には、濃いエリアが
かなり絞られることを悟りました。
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これまでに トラップを仕掛けてきた ポイントは
なんだかんだと、ほぼ的を得ていたようです。
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なので、4度目の挑戦となる今回も
あえてこれまでと重複する箇所に設置しました。
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yasu くんも到着し、19:30に ライトを灯しました。
おお!早速 オニクワガタが。。
一応 我が県の南限になりそうです... ^ ^;;
付近の低地から記録されたばかりですので
充分に有りうる話ですが。。
前回 ( 3回目 ) から一週間が経ち
集まる顔ぶれも、また少し変わりました。
しかし。。相変わらず本命が訪れる気配はありません。
その後、yasu くんと相談した結果。。
本命は 夜中に飛来する傾向があるので
今回は、トラップのみを現地に残し → 下山。
翌朝に改めて登頂 → 回収 することにしました。
で、その担当は... 近場に住んでいる yasu くんに
全て任せることにしました。
やはりこのテーマは、より思い入れが強い
主役が完遂せねばなりません。
そしてこれが。。
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yasu くんから届けられた翌朝の写真です。
それはそれは嬉しかったですよ。
降臨していたのは白色紋が擦れた♀でした。
ブナ林を語る上で、本種の存在感は非常に大きいのです。
決定的です。 説得力があります。
これ以上 僕からのコメントは差し控えます。
yasu くんが 水戸昆虫研究会の会誌No43で
ここに至るまでの経緯と情熱を
熱く 熱く 綴っております。
よろしければ、ご覧になってください。
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→ 標本写真へ |
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○主な確認種 |
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ヨコヤマヒゲナガカミキリ Dolichoprosopus yokoyamai (GRESSITT, 1937) |
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オニクワガタ
Prismognathus angularis angularis
WATERHOUSE, 1874 |
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ヨコヤマヒゲナガカミキリ
Dolichoprosopus yokoyamai
(GRESSITT, 1937) |
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○その他 当日前後の日中に yasuくんが採集した
○特筆すべき種類
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メダカオオキバハネカクシ
Megalopinus japonicus
(NAKANE, 1957)
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カクモンチビオオキノコ
Tritoma discaloides
NAKANE
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※県初 |
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※県2例目 |
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→ その他 標本写真へ |
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