かれこれ、今年 5度目の訪問になります。
前日の報道では、あわや 梅雨明けか?
などと 囁かれていたものの
現実には、時折小雨が舞い
湿度も かなり高めの状況でした。
ビチャビチャの斜面に 脚を取られながら
どうにか点検してきました。
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ヤマアジサイを かき分けながら。。
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12:30 過ぎに 尾根にのりました。
汗なのか、草露なのか。。
頭から シャツ、ズボン、靴まで
全てが びしょ濡れです。
まずは、いつも通り 最寄りの 立ち枯れ@アカシデ を
チェックしました。
この頃になると、小型の雑甲虫が減りますね。
ふと見上げれば、産卵場所を探す
ヨツスジハナカミキリの♀が、菌糸上を
徘徊していました。
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ヨツスジハナカミキリ
Leptura ochraceofasciata ochraceofasciata (MOTSCHULSKY, 1861)
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沢B - 沢C 間尾根の、周辺の様子です。
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ここを下って行きます。
左右両斜面には、ブナ、ミズナラ、アカシデ、モミ
ハリギリなど。。 アオハダなんかもありました。
アカシデに蔓延った 多孔菌には
今回も オオキノコムシが付いてました。
唯一、この一頭のみでしたが。。
でか〜い。
こんなに 大きい個体は 初めて見ました。
・・・なので、敬意を表して お見送り。。
黒く艶のある上翅が、何となく
アカアシクワガタを連想させました。
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オオキノコムシ
Encaustes praenobilis LEWIS, 1883
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大きな洞も、あるけれど。。
毎年、ここには何もいません。
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容易ではないですが、久しぶりに降りてみよう。。
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ドーン!と そびえ立つ、モミの立ち枯れです。
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その裏側になります。
以前に、タマムシを録画しましたね。
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あ。。 ノコギリだ。。
これだけ モミが沢山あるのですがね。。
ここで ニセは お見かけしたことがありません。
お隣の栃木県では、ほぼ 同緯度で
高標高地から 記録されています。
ということで、本種の分布は沿岸部に
限ったことでは なさそうですが。。
数年前にさ、勉強させて頂いたんですよ。 色々と。。
はい。 後脚脛節に、鮮明な溝があります。
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ノコギリカミキリ
Prionus insularis insularis MOTSCHULSKY, 1857
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細いモミの樹幹を、キマワリが徘徊中。。
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キマワリ
Plesiophthalmus nigrocyaneus nigrocyaneus MOTSCHULSKY, 1857
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静かな林内で、一呼吸。。
さて、どうしようかな。。
昆虫採集的には、手詰まり。。
でも、調査が無事に完了して
ホッとした 気持ちが大きい。
やはり、僕は こんなスタンスなんだろうな。。
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相変わらず 持ち帰るものはありませんでしたが
良い運動になりました。
無駄ではなく、無事に任務終了です。 ^ ^
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