17.08.24-
(Thu) ライトFIT@第7次調査
                                                                                                     
さて。。昨夜のトラップを回収に向かいます。
気温は 朝から 31℃。 残暑が厳しいですが、結果はどうなることやら。。


 
..
ヤマアジサイが 蔓延る踏み跡を 辿ります。

 
  
トラップ1 @ 3沢-4沢 間 尾根

 
少なめかな。。

  
トラップ1 ピンボケですが。。
( 写真をクリックすると、拡大します。 )

 
枝状に派生した 尾根を下ります。

 
トラップ2 @ 3沢-4沢 間 尾根

    
ブナと 若いモミの混生林

 
トラップ2
( 写真をクリックすると、拡大します。 )

 
 
トラップ3 @ M沢斜面

 
傍には、巨大なブナの立枯れが。。

 
トラップ3
案の定、カミキリムシや、オニクワガタなど。
( 写真をクリックすると、拡大します。 )

 
また、洞が開いた樹木があったので
覗きこんでみました。
今日は、このような目的も あります。

 
そして、今夏何度もチェックを入れた
巨大なブナの立枯れです。

 
お約束の一枚。
てっぺんから、350m 下がったところ。。

    
トラップ4 @ 3沢-4沢 間 尾根
ヨコヤマの発生樹 (だった) の傍へ、あえて。。

 
やはり、入っているようです。

 
トラップ4
ヨコヤマ♂は、すべて生きてました。
( 写真をクリックすると、拡大します。 )

 
トラップ5 @ M沢斜面
トラップ4 から 20mほど下った斜面にも。。

 
ここも、ちょっと少なめかな。。

 
トラップ5
( 写真をクリックすると、拡大します。 )

 
トラップ6 @ M沢斜面
最後に、巨大なモミの立枯れの傍で。。

 
アオタマが寄ることもある、モミの立枯れ

 
トラップ6
ここも 少なめでした。
( 写真をクリックすると、拡大します。 )

 
登ってきた斜面を、振り返ります。
11年前は、この自然林を境界にして
手前には 植林が生い茂ってました。

 
さぁ。。先にも記したように、洞のチェックに転じます。
9年前に、この町のこの山塊で
オオチャイロの初記録をもたらしたイヌブナです。

 
朽ち果てた、モミの倒木。
かつては ここで アオタマの死骸を確認し
その後のストーリーが急展開しました。

 
繰り返し、洞の中を 照らし続けます。
やはり、ミズナラが良いでしょうか。。

 
と、思った瞬間。
おお!久しぶり!!

 
オオチャイロハナムグリ
Osmoderma opicum
LEWIS, 1887

 
手のひらも入らない 洞の奥を覗くと。。
どうやら、他にもいるようです。
傍にいるのは、ウスバカミキリです。

 
けっこう いますね。。
御健在で何よりです。

 
そして。。 ちょうど 10年前には、あの洞の中から
ヨコヤマ♀を初確認しました。

 
以後、毎年チェックを続けてきましたが。。
今日は、ツイていたようです。

 
ヨコヤマヒゲナガカミキリ
Dolichoprosopus yokoyamai
(GRESSITT,1937)

  
10年を越えたから、こういった状況が訪れることもある。
・・・ と、いうことでしょうね。。
今回は、かつての感動を懐かしく回顧できるような
内容となりました。 嬉しかったです。
 


一昨年@2015年 7月 25-26日にも、UVトラップを仕掛けました。
今回は、ほぼ 1ヶ月間 タイミングを遅らせましたが
回収した甲虫のなかに 新たな種類は あまり加わりませんでした。
前回は 100種類ぐらいでしたから、でき過ぎたかな。。

それにしても、この時期の様相が また少し見えましたし
懐かしい記憶も蘇えり、やっておいてよかったと思います。

随分昔に 言われたことがあります。

“ 調べるだけでは、護れない。 ”

けれど、確かな 証を集め。。評価@自然度を 公にすれば。。
森の値打ちが 認知される。

僕は この山に惚れ込んだから ( 故郷の R地区にしても、同じです。 )
それを 実践しつづけました。 そして、それが徐々に 実現されつつあります。

だから これからも、僕は 我がみちを 歩き続けたいと 思いますよ。 ^ ^

14:53 。 マイ・カー の傍へ辿り着き、ミッション・コンプリートしました。。

車窓に 自分を写して、一枚。 ^ ^ さてさて、これからが本当に大変だ。。