HOKOTAの縄文遺跡

K神台遺跡 まとめ

2017年 2月 13日


                                                                                                     

.. ■ II田遺跡

午前中は、高萩市へ 甲虫調査に。。
しかし、急遽 R地区へ戻り
午後からは 縄文遺跡見学をしました。
とある事情により、方針変更です。

最近 お世話になっている この遺跡。。
近所の皆さんとも少しずつ
お知り合いになっています。

この日は、向かいにある お住まいの
ご夫婦と お喋りをしました。
 
その後。。

畑の表面で、石器を発見。
いいね!
 

 
■ K神台

つづいて。。 メインのK神台へ。。

今回は、右端の方を 掘ってみました。
  
お!久しぶりの 手応えです。
 
粘土層の中に、幾つかの破片が
固められています。

当然、既に ヒビが入っていますが。。
これ以上の損傷を できるだけ 避けるため
慎重に 周囲を削って行きます。
  
発見から、40分ほどが経過。。
  
あっという間に、およそ 1時間が経過。。

周囲の 粘土よりも 土器の方がもろいです。
気を抜けば すぐに粉々になり
土に紛れてしまいます。
  
おしゃれな紋様を呈しているようです。
これは楽しみ!
 
とにかく、時間をかけます。
 
一番上の 一枚は 取り外します。
 
残されたものは、こんな感じです。
 
1時間20分後。。

器の中に詰まっていた粘土を
取り除きました。
  
別角度から。。
 
丁寧に掘り出しました!

2つに割れているようですが
初めから ヒビが入っていたので
仕方がありません。
 
粘土に、紋様の跡が くっきりと残されていますね。
 
さて、最後の一枚。
思った以上に、大きな破片でした。
 
すぐ傍からは、モリも出てきました。
 
この方向に、まっすぐな ヒビが入っています。
ここが割れるのは、仕方がないでしょう。
 
無事に、堀り出せました。
わ〜 ビューティフル!

およそ、2時間半の 格闘でした。
 
そういえば。。
道路を挟んで 反対側の地主さんが
林の一部を 開墾していました。

畑を広げるのかな??

今後の展開に 要注意です。
 

  
帰宅して、1時間15分ぐらい 洗浄しました。
こちらは、本当にもろいです。

乾燥すれば、強度が大分戻るのですが。。
 
最後の一枚は、薄手の割に丈夫に焼かれています。
 
縄文時代中期 後半の作品だと思われます。
 
破片ですが、大変魅力的で
貴重な資料です。

 
 



目次へ