地元県におけるこだわり。。。(030919)


 幼少のころからカブトムシ、クワガタムシにあこがれ、夏休みになると毎日のよう
に裏山に出かけていた。
クワガタにおいては当時、裏山ではノコギリクワガタ、コクワガタのみしかみつける
ことは出来ず、それ以外には
オオクワガタ(メス)の死骸を確認したことがある程度である。知り合いのなかで極
わずかな人がオオクワを捕まえていたのを羨ましく思ったものだ!
スジクワガタ、ミヤマクワガタ、アカアシクワガタ、ヒメオオクワガタ、などは里山
育ちの私にとって縁のないクワガタであった。ましてやルリクワガタ、ツヤハダクワ
ガタ、マダラクワガタ などは興味の対象外であった。
大学時代、実家(地元県)にもどり、親の車を借りて、兄とドライブしていると、と
ある公園にて、怪しげなおじさんにその付近でもミヤマクワガタが採れることを教え
ていただいた。あこがれのミヤマクワガタである。それがわが家から車で1時間くら
いの所でとれるらしい。。。そんな近いところでとれるなんて、正直驚きであった。
翌朝3時に起きて、車を飛ばしておじさんが言っていた山に入ってみると、ミヤマク
ワガタ(オス)が樹にいてくれた。そしてそこにはいままで図鑑でしか見たことがな
かったスジクワガタも生息していた。今でも、この日の採集が私の中で一番印象に残
る思い出深く、そして感動的な採集である。
それから、ネットでクワガタ情報を調べるようになった。 数多くのクワガタ情報や
採集記が存在し、地元県ではアカアシクワガタやルリクワガタなども採れることも知
った。
しかし、当時、神奈川に住んでおり車を持っていなかった私はクワガタとは無縁の大
学生活を送り、年に1、2度地元に帰ったときに、ノコギリクワガタ、コクワガタ、そ
してたま〜に、ミヤマクワガタを求めて採集を楽しむ程度であった。
 採集活動が本格的に趣味として始まったのは大学を卒業し、地元県に戻ってきてか
らである。まだ学生をやっていた私ではあるが、ここでマイカーを手にする事ができ
たのが大きなきっかけであった。
このとき、地元県では他に何クワガタが採れるのか?というのをネットで調べてみる
と、未採集種が数多くいることを知った。隣の県では全国的に某有名ポイントがあり
、そこにいけばいろんな種が採れるらしいこともネットからの情報で得ることが出来
た。しかし、他県に行ってまで採集するのもアホらしい、という考え、そして、とり
あえず地元県で採りたいという気持ちがあり、 2003年現在も地元県にこだわって、
採集を続けている。

他県に行ってまで採集するのもアホらしい・・・・この意味することは、金銭的な関
係上、「そこまでやるか!?」という一人つっこみが入る気持ち。時間的関係も多少
ある。しんどいといった気持ちは全くない。
とりあえず地元県で採りたい・・・・・・・・・・これは、こんな近くにミヤマクワ
ガタが!という感動からはじまり、そこから近くで採れるクワガタに興味を持ち、地
元県で確かめられている種を採集したい!という流れから生まれた気持ち。

なんにしろ、今の所、他県で採集するのは、旅行ついでぐらい、、と考えている。
もし、ある程度、地元県で多くの種で、しかも納得いく個体が採れた暁には、満足出
来なくなっている自分がいると思われる。そのときは、隣の県まで足を伸ばして行き
たいと考えている。 (いつになったら満足出来なくなる日がくるのやら・・・。当
分先になりそうである)。