20020717


今日は、仕事を早めに引き上げた。

兄が千葉から15時にやってきた。

今日の目的は、オニ。

以前、茨城北部の山で初めてオニクワ幼虫らしきものをとった。

飼育の苦手な私は、幼虫を殺してしまったが、兄が飼育していた方はみごとに羽化し、

オニクワになったのだ。しかし、大きい固体♂や♀の数が少ない、、、そこで、以前そ

の幼虫たちを割り出した倒木(アカ枯れ材)を覚えていたので、オニクワ幼虫を補充しに

行くのが最大の目的だった。

出かけるにあたって、一つ問題があった。先日車が故障して(クラッチが利かなくなった)、

今は代車、クーラーがまったく効かないのだ。

目的地までは高速も使って、約2時間から2時間半かかった。

山に登っていくと、下のほうはしょっぱい杉の木ばかり・・・。

600mくらいかな?のぼってくると、ブナ林が見えるポイントに入ってきた。

「おっ!ここだ!」前回、オニの幼虫を捕獲した場所だ!

そこに車をとめ、荷物を持って出ようとすると・・・・・・・・・・・・・

「あっ!鉈1本しか持ってこなかった!」

しかたない、時間は倍かかるが、交代交代で使うことにしよう。。

とりあえず目的地まで歩いて行った。

歩いていると、向こうから水をペットボトルに汲んで、歩いてくる

人が2人ほど、歩いてきた。この先には、確かに水の音がさらさら聞こえる。

そこの水はおいしいそうだ!!

でも、我々にとっては水よりもまづ、クワ。

あった、あった。この木、この木!この倒木だ!

「お!誰か削ってあるぞ!」

「我々が前来たときに削った跡だ!」

と、アホな会話を交えつつ、早速、鉈をふりはじめる。

ここはかなりの急斜であり、ここで鉈をふりつづけることはなかなか難しい。

しかし、この朽木は太すぎて移動させるのも困難である。だから、しかたなく、

その場で足を目一杯踏ん張りながら削る。

はじめの頃はオニ幼虫がなかなか出てこなかった。

「前回全て採ってしまったのかな?」

「でもそんなはずは無い!まだ木全体の1/5しか削ってないし」

そして、削りすすめて行くうちに、30分くらい?後に、

「いた!」

オニ3齢幼虫!

その後は次々とこんな感じで

3齢幼虫がつぎつぎと見つかった。(計7匹)

暗くなるまで、鉈を振り続けた。。。。。

さすがに削ってても、幼虫に気づかず、潰してしまいそうな暗さ

になってきたので、引き上げることにした。あ〜疲れた(^^;)

山をおり、帰りには定食屋でエナジー補給!

私はひれカツをほうばった!

兄貴は俺の最も嫌いな食べ物の一つ、カキフライを旨そうに食っていた。

「うめーよこれ!うめー!」

復活!また元気がでてきた。(^o^)

帰り道、この辺ではミヤマが採れることを期待し、灯下採集をした。

ガソスタの人も、ミヤマ飛んでくるよと言ってたけど、

ノコ、コ、カブしか見当たらなかった。

灯下は諦め、南下して、良くいく有名ポイントに行って見ると、

お?ノコが交尾しているぞ!

(ピンボケです。)

それにしてもオスは小さく、メスが異様にでかい!

これはでかいぞ!持ち帰っての計測が楽しみだ!

スジもそこそこ見つかった。26mm♂、今年初の中〜大歯だ。

□(四角)歯だけどよ〜くみると2つに割れてる。。。

今日はこの辺で帰宅。。。

ノコ♀を計測してみるとなんと40以上あるではないか、41mm。

でかっ!!黒っ!!

オニ幼虫もとって、なかなか楽しく、よい採取ができたと思う。