030719
兄の、「オニでも採りに行こうか!」
という一言で、今日は久々に鉈を持っての出陣となった。
昨日、親子採集者やベテラン採集者らしき、多くの採集者に出会った。。
そのため、今日は人が来なさそうなところへ行って楽しく採集をしようという考えが兄&私にあった。どうも、他の採集者とおなじポイントで出会ってしまうと嫌な気持ちになってしまう。。。。また、この季節、オニの成虫がみれるかもしれないという期待感もあってのこのような目標決めとなったわけである。。。(^^)
なんか天気が悪くなってきたぞ〜!
と思っていると、予想通りに雨が降ってきた。。。
いつまでたっても、梅雨が明けない(;_;)
目的地に到着し車を止め、
柳を見上げながら雨の中を歩く兄。。
この季節、こんな雨の中、柳を見てもクワガタなんぞ見つかりっこないと思うのだが、
ついつい見てしまう。。。クワ採集家の悲しい性かな。。。
途中、こんなの見つけました。
た・ま・ご
ここは標高500mくらいだろうか?
小川沿いの倒木の切り口のコケに覆われた巣のなかに、ウズラの卵サイズの真っ白い卵が2つ。。
これはおそらく小鳥の卵と思われるが???
きっと、甲高い声で鳴く可愛いらしい小鳥になるんだろうな〜!
「ん〜(>_<) やっぱり大自然はいいねぇ〜!」
プラプラ歩いていると、良さそうな倒木をみつけ、削って行くと
ビンゴー!!
おそらくオニと思うのですが・・・!
でも、まだ成虫にはなっていないようなのね (^_^;)
これもオニかな? けっこう大きめ(^^)
削っていると、答えが出てきた。。。。
「蛹や〜〜〜!!!!」
兄の手の上にて・・・
手にしてみると、顎が上につきあがっており、尻尾に黒い抜け殻をつけたまま(^^)
これは典型的なオニクワガタの特徴である。
答えが分かったところで、さらに気合を入れて削っていくと・・・、
あれ???
あれれれ???
ドルクスっぽいな〜!(^_^;)
こんな大きなオニはいるわけないし・・・。
と思ったら、上写真、木の左下のところにまるっこいドルクス産卵マークがしっかり付いてました(^_^;)
これはコクワちゃんかな?一応、お持ち帰りしましょう。。。
その後、オニ&ドルクス幼虫を採りつづけ今日の採集は終了〜!
オニ幼虫のなかには、もう蛹室を作って、あと 1or2日で蛹になると思われる幼虫も出てきた。
兄曰く、蛹間じかのまっすぐになった幼虫は大変弱いらしい。。そのため、
とりあえず、下写真のように、木に穴を開けて仮人工蛹室を作り、まわりを新聞で固定して、もって行くことにした。
こんなかんじ。。。
帰り際、歩いて車に向かっていると、細い生木が削られているのがあった。
こりゃひどい・・・(>_<)
きっと、オオクワ採集者がカワラタケが生えているからといって、
削ったと推測できる。
このような傷跡は稀に目にする光景だが、生きてる木は、たとえカワラタケが生えてても、
もしオオクワの幼虫が入っていることが分かっても削ってしまっていいものだろうか???
空も暗くなってきた。。。
帰り道も雨、でもオニとれて心は晴れ(^^)
自宅にて・・・
幼虫の世話をする兄。(見てるだけの私(^_^;))
蛹間近の幼虫は帰宅後死んでしまった。
「ほんとに、弱いんだな〜!」
結果
ドルクス 幼虫 数匹
オニ 幼虫 約10匹 (蛹1匹)