050213


        昨年秋から竹林に住むカミキリ達を探しているのだが、これがなかなか見つからない。
        ベニカミキリとハイイロヤハズカミキリという種類でそいつらは竹の中で育つらしい
        のだ。昨夏にどちらも捕まえたことはあるのだが、竹の中にいる姿を拝みたい(>_<)!
        今日は以前から目をつけていた場所に行くことにした。本日は川岸ということで、川好
        きの父も参加することになった。


        ドライブ・・・

        今日は父も一緒のため、目的地にまっすぐに向かう訳ではなく、ドライブしながらちょっと
        遠回りしつつ目的地に向かう。。。運転は父。

        10.jpg 助手席からの風景

        目的地(川沿い)近くに来ると、竹林がいくらでもある。
        「ここにならいるでしょ〜!」と思える場所が沢山あったが、そこはスルーして、
        アプローチしやすそうな場所を選んでいく。


        ポイント・・・

        アプローチしやすい場所として選んだ場所はこんな感じの入口であった。

        11.jpg いいんでない?

        この写真の左手に竹林があり、そして大きな川が流れている。
        さて、さっそく左手に降りて入っていってみましょうか!

        13.jpg 車を停めて歩いていくと・・

        12.jpg 川岸に出てきました。

        こっち(写真左)も竹林、あっち(対岸)も竹林(^o^)
        これは最高の環境でしょう。
        そういいながら竹林の中に散らばっていった・・・。

        27.jpg おいしそうな材がゴロゴロ

        14.jpg カミキリ穴も見受けられます。

        適当に穴の開いた材を拾ってきて川原で割ってみるも、食痕しかでてきません(^_^;)

        「あれ〜?おかしいな〜!」

        15.jpg 詰まっている食痕

        ここにもいないの〜?と思った瞬間、遠くの方から兄の声が聞こえてきた。

        「いたぞ〜〜〜〜〜〜!」

        なんて言ったかは聞こえなかったが、あの興奮した声はきっと見つけたに違いない!
        そう思って、林の中を義経のごとく走りぬけ、兄の下に駈け寄る。
        「いたぞ〜〜〜〜!ここ!赤い!」
        16.jpg ここ!赤い!

      • 直径15cmほどの竹であり、中は食痕でギッしりであった。
        そして、顔を近づけてみてみると、
        「いた〜〜〜〜〜〜〜\(◎o◎)/!」

        17.jpg ベニカミキリ

        33.jpg 赤いなや〜〜〜〜(^^)

        「ホントにいるもんなんだ〜〜〜〜!」と感心してしまった。
        そしてその竹をさらに割っていくと、

        18.jpg 出るわ

        19.jpg 出るわのパラダイス・・・。

        20.jpg 蛹・・・はご臨終。

        あっという間に二桁採れました(^^)v

        21.jpg もう十分です(^o^)

        さて、この林の中には少なくとももう一種類はいるだろう!
        なんとなく、強気に考えて気合を入れなおして再び探し始めた。
        次は、ちょっと細めの竹で、空洞部分を探していく・・・。
        が、簡単に見つかると思ったが、なかなか見つからない(^_^;)
        すると、再び遠くから兄が、

        「いたぞ〜〜〜〜〜〜!」

        と叫んでいた。今度はしっかりと聞こえた。おそらくハイイロヤハズがいたに
        違いない!
        そう思って、再び兄のもとに駆け寄ると、兄の手に持たれている竹の中には、
        カミキリのお腹の部分が見えていた。
        「これは間違いないでしょ〜〜(^o^)」

        22.jpg ハイイロヤハズでしょ〜!

        23.jpg 横向き (^^)

        24.jpg 表向き!(^^)v

        28.jpg ヤハズ on 兄`s hand

        この後、さらに2匹ほど追加して、本日の短時間で内容の濃い採集は終了となった。
        やはり、苦労した末に採れると、それがたとえ普通種であれうれしいものです(^o^)

        25.jpg 「ヤッタ〜!イェ〜イ!」(兄)

        なぜ奴らは竹を選んだのだろうか?あんな狭いところに入って、栄養もあまり
        無さそうだし。他の幼虫との住み分けなのか?害虫の影響が少ないのか?それ
        とも、竹の成分が必須なのか?そう考えると実に不思議なカミキリである。
        いずれにせよ、この2種は竹の中にいるということを自分の目で確認できたのだ!
        うれしいじゃないですか〜!


        結果

        ベニカミキリ

        ハイイロヤハズカミキリ