050605
ヌォ〜〜〜〜! 天気予報のうそつきめ!
晴れているではないか・・・(^^)。青い空が見えて、気温もぐんぐん上昇している。
今週の相棒(兄)はHZもしくはYTに行きたかったらしいが、なんでも仕事が入ったらしく、とある町の資料館に打ち合わせにいかねばならないらしい。
その付近はカミキリ的にもっとも気になる一帯のなかの1ポイントであり、喜んで運転手を買ってでる私・・・。よって、その町に南北に渡る尾根沿いを攻めてみるつもりだ。(^o^)
予定としては、仕事場付近に早目について、ちょこっと採集をし、その後兄の仕事場に行き、そこから夕方まで単独採集をし、その後迎えに行く・・・という予定である。
目標は、未採集種のゲッツと、できればシロトラカミキリ&ヤツメカミキリの追加個体を得ることである。
気合を入れてウエストポーチを腰にキツめにギュッと締める!! よし・出発〜〜〜〜!
いきなり・・・
玄関あけて、目の前のカエデをひょいと眺めると、いきなりベニカミキリ様の登場である!
いきなり過ぎるよ(^_^;)
にしても、今日は飛んでるね〜〜〜〜!
期待を込めて出発!兄は助手席で打ち合わせの準備中。
そして家を出ること10分後、
仕事上のつきあいで手みやげを買うため、まんじゅう屋に寄ることになった。
まんじゅ〜〜〜〜♪
まんじゅう屋は相変わらず混雑しており、しばらくかかりそうだ!
ボ〜〜ッと店の前で待っていると、一匹の赤い虫が店の上方を飛んでいた。
「お!あれはまたベニだね!」
そのうち、隣の民家の門に降り立ちそこに寄ってみると、予想通りベニカミキリであった。
「いっぱいいるな!ベニ!」
とりあえず写真をと思ったが、カメラを準備中に飛んでいってしまった。(;_;)/~~~
今日のカミキリ達はとても活発だ。(^^)
一気に目的地に到着・・・
目的地付近・・・
ここから打ち合わせ場所までは約15分というところで、約30分の余裕があった。
つまり、兄にとって30分間の採集ができるということ・・・。
急いでポイントを探し、ルッキングビーティングをしてみる
が、いたのはツマグロハナカミキリとヒシカミキリだけでした。
ツマグロハナカミキリ
環境的にはなかなか良いはずなんですけどね〜〜〜!
兄よ!残念でした〜〜〜。Time Up !
あとは私に任せなさい(^^)
と、えらそうなことを行って、一度下山して資料館まで送りにいった。
単独採集・・・
さて、どこ行こう、
さっき通ってきた道で、途中右折できそうな気になる道があったな〜〜〜!
あそこに行ってみよう。
そして再び山道へと入っていく。
ぐんぐん標高を上げていくと、どんどん道が細くなっていく。
白い花がところどころ咲いているが、車が停める場所がないので、とりあえず先を目指す。
しばらく行くと、コーナーのところに車を停めるには十分に拾いスペースがあり、さらには、名前も知らない小さな白い花が満開になった植物も沢山見えるポイントがあったので,まずはそこから攻めてみることにした。
なんて花なんだろう?
ハチがブンブン飛んでいるぞ。
とりあえず、ビーティングをしてみる。
一発、二発・・・
「うひゃ!」(^o^)
見たことあるカミキリが1種(赤×2)と、おそらくそれの色違い(黒×1)がいる
とりあえず、色違いをワンペア摘んでみる。
そこで、ケースを車に忘れたことに気づき、戻ろうとした。
一応もう一度傘の中をチェックすると、ウスチャジョウカイ?と思っていた黄色い奴が、
な・な・なんと、カミキリではないですか!明らかにヒゲも長いし(^^)
そこでまずいきなりパニック・・・。
手が足りない・・・汗 猫の手も借りたいとはこういうときのことをいうのだろうか?
まず、手に持っていたワンペアを置き、まだとったことのないツヤケシハナ黒とチャイロヒメハナを摘みなおし、ツヤケシハナ赤は傘の中に残して車へBダッシュ!
力を入れる指を間違えると潰れてしまうため、間違えないよう慎重にドアを開けて、ケースを取りだす。 そしてまずはツヤケシハナ黒をケースに入れて、チャイロヒメハナの撮影に入る。
チャイロヒメハナカミキリ(未採集種)
頭みえないってば(^_^;)」
つづいて、ツヤケシハナ黒
そして、急いで傘を再度確認すると、ツヤケシハナ赤が1匹だけ残っていてくれた。。。
良かった。パニック終了!
ツヤケシハナカミキリ(黒バージョン)
ツヤケシハナカミキリ(赤バージョン)
ほんと、ツヤがない。ツヤケシ黒といえばドムのプラモをプラカラーで塗るときの色?
いきなり、一発目でこんなに落ちてきて正直混乱してしまった!
そのビーティングしたものと同じ花はいくらでもある。もう少し叩いてみよう。
今度は、手元にケースを準備して叩く。
バシッ!
うを〜〜!沸いてる!ツヤケシハナ!
ペア 黒が♂みたい!
焦る必要は無かったみたいね!!
あそこにもいるな!
ピンボケだけど何処にいるか分かります?
(カメラ換え時か???)
ツヤケシハナの中には一見黒と思いきや肩に小さな赤いのが僅かに残った個体もいた。
ほんのり赤い上バネ
なるほどね!中間もいるのね!
と順調に叩いていくと、
「これは????」
「よっしゃ〜〜〜〜!未採集種再びゲッツ」
ニンフハナカミキリ(未採集種)
上バネのゴールドメタリックな感じがとてもステキ!
その後も、ツヤケシハナ&ニンフを順調に追加していく。
ヨッシャ〜〜〜〜!
またヨッシ〜〜〜〜!
またまたヨッシャ〜〜〜〜!
でも、あれからチャイロヒメハナの姿が見られないな!
なんて思いながら叩いていると、
「よっし!この模様は採ったことない奴だぞ!」
ナガバヒメハナカミキリ(未採集種)
これで、同じポイントにて未採集種3種もゲッツしてしまった。
そのエリアはだいたい叩き終えたので、次に行ってみるとするか・・・。
少し標高が上がったところに再び、駐車スペース&白い花ポイントがあった。
さっきと同じ白い花である。
早速たたいみると、もちろん入ってくるツヤケシハナ・・・。
ホントに大爆発だよ。
お、チャイロヒメハナだ!二匹目なのでありがたく摘ませていただく!
他になにかいないか、しばらくビーティングをしていると、
久しぶりだ〜〜〜!この小さい羽は
コジマヒゲナガコバネカミキリ
初採集したときは1匹しか採れなかったので素直にうれしい。
そして、前回の個体よりもだいぶ大きいのでさらにうれしい。
その後は順調に、ツヤケシハナを見つけながら先へ進む。
蝶採集家・・・
だいぶ登ってきたところに、車が停めやすい場所があったので停めてみた。
例の白い花も咲いている。 そこには私以外に1台の車が泊まっており、
降りると、
~「こんにちは〜」
という60?くらいの夫婦が立派な網をもって現れた。
「何とっているんですか?」
と訪ねてみたところ、
「蝶です。???シジミです(←忘れた)」
やはり私と同じで白い花を探している模様・・・。
「私はカミキリ採集してるんですよ!」というと、
「さっき、カミキリ1匹みつけましたよ!」
といって、車の中からビンに入っているカミキリを見せていただいた。
「何かみきりですか? めずらしいんですか?」
と聞かれたので、
「ゴマフカミキリですね!普通に採れる種です。」
とお答えした。知ってる種で良かった・・・。
分からない未採集種を出されたら汗タラ〜リ流すところだった・・・。
それにしても蝶以外にも色々とっているようだ。
「ルリボシカミキリを見たいんですけど、このへんで採れますか?」
「とれないですね〜〜〜!おそらく、近くでは○○付近で採れるんじゃないですか?
私も採ったことがないので是非みてみたいんですよ!(^^)」
すると奥さんが、
「今日も、旦那は「○○行きたい!」って言ってたんですよ!」
と笑いながら言っていた。
短い時間ではあったが、とても楽しいひとときであった。
と、その場でしばらく散策していると、ハプニング発生!
持病の、皮膚かゆかゆ病だ!!
胸のあたりが無性にかゆくなり、止まらなくなった。かい〜〜〜〜〜(>_<)
辛い、やばい!
こういうときの対処法の一つとして、かゆい部分を急冷すると痒みがおさまることは経験済み。
「よし、コンビニへ行こう!!!腹も減ったしちょうど良い!」
ひとまず下山。
下山とはいえさほど高い場所ではないので20分もかからずに降りてきてコンビニに到着。
凍ったカルピスウォーターを購入し、胸に当ててしばし休憩・・・。
休憩中に兄にメールを入れてみると、なんと、4時前ぐらいには仕事が終わりそうとの返事が返ってきた。あと30分くらいか!「よし!待つか!!」
合流・・・
スーツ姿の兄が戻ってきた。
で、早速成果を見せる。
採集意欲がさらに沸いてくる兄。
では、再び、あの尾根道へ行ってみましょう!!
再び・・・
「ここ・ここ!あの花」
と車を停める。
早速、Yシャツでビーティングする兄!
汚れるぞ〜!
しかしこのポイントは期待を裏切らなかった。
「な!?」
「うん!」
早速、先ほどまで採れていた奴らが傘に落ちてくる。
ニンフハナカミキリ
どこを叩いても落ちてくる。
チャイロヒメハナカミキリ
お!ここには
エゴの木?にも2ペアのツヤケシハナは付いていました。
そうして、兄もツヤケシハナ&未採集種のパラダイスを味わい、
蝶採集夫婦のポイントを通り過ぎ、私がUターンした場所も通り過ぎ、
未知なる領域へ突入した。
雨・・・
とここで、兄と合流しはじめたころからなんか雲行きが怪しく感じ始めていたのだが
ついに、ポツリポツリとフロントガラスに水滴が落ちてきた。
「やべ〜〜〜〜〜!」
きちゃったよ!かなりの雨
「負けないぞ〜〜!」
雨の中、ビーティングをしていると、なにげに本日初となる
トゲヒゲトラカミキリ
だいぶ減ってきたのかな?とも思っていたのだが、ここには沢山いた。
そして、雨が若干だが小降りになったころ・・・。
やはり、本日カミキリが沸いているあの白い花を叩いていると、
「きた〜〜〜〜!(>_<)」
シロトラカミキリ
こいつは前回のモノよりだいぶ小ぶりだが十分満足です。
なんか、かっこいいんだよね!こいつ!この骸骨模様が!
さらにはおまけにフタオビヒメハナカミキリも・・・
相変わらず小さいです。
すると、再び雨が襲ってきた。今日はこれまでか????
帰り道・・・
あちこちと迷いながら帰っていると、家近くまで来て気づいた。
「この辺、道路乾いてない?」
確かに乾いている・・・。
「その先寄ってみるか?」
「おう!」
材には何も歩いていなかった・・・時間が遅いのかな?
材のすぐ横のサクラを見上げる。果たして今日はいてくれるだろうか???
再び最後のビーティング
「よっし!」このポイントでお目当ての1匹(以前1匹捕獲したカミキリ)が落ちてきた。
カッコウメダカカミキリ
その後も、数匹落ちてきてくれた。 寄って良かった!
さらには高いところに葉の裏に隠れるホタルカミキリ
死んだふりをしていたナカジロカミキリ
最後の最後で出会ったシナノクロフカミキリ(いつも最初にであうのに!)
このポイントでは既採集種しか得られなかったが十分楽しめた(^o^)
果たして今日は、何種目撃したのだろうか?
数えて行くが、最初のころの記憶が曖昧でついついトゲヒゲトラとかを数え忘れたりして、よく分からない!
きっと、10数匹だろう!(答え・・・14匹)
未採集種が3匹!これは間違いない!
途中、雨に降られたり、道に迷ったりもしたが、本日の採集成果と共に、すばらしい尾根を見つけることが出来たことが最大の成果である。
カミキリ採集の今後に多大なプラス効果をもたらすだろう。
結果
ベニカミキリ