060219 ★★★★★
昨日のカミキリ的100種目の採集(カッコウカミキリ)の余韻がのこる本日は2月19日。
予定では引越し準備と仕事の整理で忙しい週末のはずなのだが、人生そんなに急いでも、
あまりいいことはない!・・・と思う(^_^;)
人間できることは限られ、それを慌てずに着実にクリアしていくことが大事。
そのうえで、好きなことには限界を作らず夢中になってみる・・・。
そんな言い訳をして、本日もプチ採集に出かけてみます。
とある神社・・・
まずはじめに偶然であった神社に立ち寄ってみた。
お目当てのタブノキが沢山生えてます。
無作為に落ちている小枝をパキパキ割りつつ、上を眺めつつ、のんびり歩く。
こんなのしか出てきません!
何カミキリですか?
上をむぅ〜いて〜♪
神社の敷地内は時間の流れが遅いです。
犬レベルのクスノキ?
この町周辺には多くのタブノキが見られるが、いかんせん、削れる材がありません。
指をくわえて高い所の食害跡を眺めます・・・。
ホシベニ的死骸・・・
ちょいと竹林でも探してみようと寄り道してみる。
しかし、なかなかいいポイントが見つからず、
ベニの脱出口と思われる跡と、ハイイロヤハズらしき食痕があったのみで、幼虫すらみることができなかった。(探す場所が悪かったかな(^_^;))
竹を探すのを諦めて、改めて辺りを見渡すと、以外とタブノキが生えているのが確認できた。
「やっぱ、タブノキでしょ!(^^)」
そう言って、タブノキルッキングに入る。
田んぼ沿いにタブノキが生えています。
すると、兄が一本の折れ枝を発見!
しかも、な・な・なんと、脱出口もしっかりと空いている。
おそらくホシベニじゃないかな〜?そんなサイズの脱出口だ。
「ちょっと削っトコか?!」
こんな枝です。
アップ
兄が削り始めて、ものの数十秒で、蛹室が現れた。
そのとき、2人して目を疑った。(・_・)(・_・)(・_・)
「・・・・」
突然の出来事だったので沈黙が長かった。
そして、裏返った羽をひっくり返し、再確認。そして再度沈黙・・・
まず、私が沈黙を破り口にしてみた。
「これ、ホシベニの羽だよな?!」
間違いないでしょう(^o^)/
よっしゃ〜〜〜!(^o^)/
ホシベニ生息域北上を体感できた瞬間である。
今回の発見は、別に生きている必要は無い。この死骸が見れただけで、大変ハッピーである。
夏に向けての地元ホシベニ採集の意欲&自信が湧き上がった。
少し時間をおいて気づいたのだが、上の写真左の方に頭もしっかりと残っていた。
この死骸は、そおっと、瓶にしまって持ち帰ることにした。
(夏に生き虫が採れなかった時の貴重な資料になるかもしれませんしね!(^_^;))
同じ材からは、幼虫も出てきました。
何の幼虫でしょうか???
普通に考えれば、ホシベニの可能性が高いです。
その後、この材を全て削ったが、結局、その後は死骸も生き虫もでなかった。
しかし、心は充分に満足しております。
今日はプチ採集である。満足したところで、さっさと引き上げましょう(^o^)/
ホシベニカミキリ・・・
真っ赤なボディーに中型サイズのカミキリらしい形をしたカミキリムシ。
県内では希少とされているこの種は、目標としていた種の一つでした。
その生息を確認できたこと。そして、これまで近所で見つけてきた、食害跡や脱出口
がホシベニのものである可能性が高まったこと。これは個人的にデカい進歩です。
とある図鑑によると、幼虫はクスノキ・タブノキに寄生し、11月に終蛹化 翌2月頃
成虫になるらしい。この辺りは3月ぐらいに成虫になるのかな???
もしかして、夏には以外と早くに決着ついちゃうんじゃない???(希望)
最後に、★死骸の写真です。