060603
天気は天気予報どおり曇りですがでかけましょう。
期待している材場に向かう。
おじちゃんの許可をもらって、ルッキングをさせてもらう。
「きぃ〜つけてさがせよ〜!」
「は〜い!」
じぇんじぇんいない・・・。ゴマフとナカジロのみ。
ゴマフカミキリ
ゴマフばっかりなので、別の虫の写真なんて撮ってみたりする。。。
ジンガサハムシ
?コメツキ
トホシオサゾウムシ
おそらく気候(曇っていることと気温がさほど高くない)のせいだろう。
だめだこりゃ!他に行ってみましょう。
となりの市に移動・・・
到着するころにはすっかり晴れ間がみえてきました(^^)
は〜い!天気予報はずれ〜(^o^)/
ここは過去にいちどだけタブノキ探してきたことがある場所。
畑の周囲に色々な木々が生えている。
よ〜し!青空青空!!
まずは目に付いた巨大なウメの木にてスウィープしていると・・・
なんかカミキリが入った???
ヒメヒゲナガカミキリです。
と写真撮影をしているところに、遠くのほうから、
「お〜ぃ!」「お〜ぃ!」
と私を呼ぶ声が広大な畑地にこだまするではありませんか。
ひとまず、畑の横道を通りながら、ダッシュで声のする方に向かう。
「お〜ぃ!」
栗林の横に兄が立っており、その下には栗の枝が払われてます。
こんな場所
何がいたの???
「ミドリだよ!」
ほんとだ!しかもペアだ。
よく見ると結構いた。ミドリといいながら、けっこう赤いのもいるんだよね!
緑色のミドリカミキリ
赤色のミドリカミキリ
いや〜ミドリ採集楽しいね〜!
おまけにナカジロも・・・。
俄然やる気がでてきた(^^)
ミドリを充分堪能したのち、
兄に呼ばれて走ってくる途中にも材があったので走ってきた道を戻っていくことにした。
お、この蔓ゴマフが結構ついてるかも・・・・
下に網をあてがい、揺すってみる。
ガサガサ
わちゃ〜!ゴマフタコ採れ!感動はないけど、なんか楽しいかも。(^^)
いっぱい落ちてきた。
低地から高地まで最も普通にみつかる種である。クワガタ界のコクワ的存在。歩兵ですかね?
さてさて、先ほどのウメの木にもどり、この木からヒメヒゲナガを採ったことを兄に説明した。
「もう少し、ルッキングしてみるよ!」
ウメ泥棒ではありません!
お!ゴマフ! お!またゴマフ! お! おお!(◎o◎)
ヤハズじゃ〜ないですか!
ヤハズカミキリ
この辺で採るのは初めてである。ありがたく採集させていただく。
ん〜!この地ではミドリとヤハズがとれたのでだいぶ満足です。
チビなカミキリ・・・
次の目的地への道中、アトモンサビカミキリ、ベニカミキリ、エグリトラカミキリを見つけながら、移動する。
アトモンサビカミキリ
移動中、スイカヅラやベニカナメモチなども眺めたのだが、そこには、カミキリの姿は全く無かった。まだ早いのかな〜????
次なるポイントは、先日ヒシカミキリを見つけたソダ場である。
しかし、この時間そこは日陰になっていて、虫のにおいはあまりしない。
でも一応ざ探してみる・・・がやっぱり何にもいない(^_^;)
「俺が全部食っちまったよ〜」
と、カエルの声が聞こえてきたので、しかたない!他を探そう!
そう思って、3分ほど車を走らせると、日当たりの良い場所に、伐採された斜面があった。
うん、ここはおいしそうだ!
さっそく車を横に着けて車を降りてルッキング開始・・・。
疲れていた兄は車中からルッキング。
何もいないな〜!と思いながら目を凝らしていると、
車の中から兄が、「あ!ゴマフが歩いてる!」
まじかよ!何で車の中からのほうが先にみつけられるの???
よし!俺もなんか見つけるぞ!そう思って、ルッキングを続ける・・・。
アリしかいない。「アリ、アリ、アリ、アリ・・・」
とタイムボカンシリーズの悪役のマシンの口から大量に出てくるビックリドッキリメカを
想像しながら、小さく口ずさむ。
そんなとき、横を歩いているアリよりも小さいカミキリムシが目に飛び込んできた。
ヒシカミキリ?と思って、写真撮影を試みようとしたが、
ん?ちょっと違うぞ! 動きも早いので、ひとまず採っちゃおう!
で、間近で見てみると明らかに初顔合わせのカミキリであった。
車中の兄に見せる!
ニイジマチビカミキリですな!自己初だ!!!(^o^)
「よっしゃ〜!!!!!!」(^o^)/
来たなや、コレ(笑)
ニイジマチビカミキリ
ここで一気にアドレナリンを吹き出した兄が車を降りて採集ポイントの確認へ。
「ここだよん!」
と、そこには、よく見るともう一匹歩いているのが確認できた。
生体写真を撮ろうとしたが、小さすぎることと動き回るため、上手く撮影できずに結局あきらめて
2匹目ゲッツ!
やっぱりチビだ!(^o^)/
どこにいるかわかります?
一応、ピンボケ写真
2人して大はしゃぎ!
もっといないかな〜!
すると、私の目の前に、また予想外な虫が現れた。
「シラホシだ!」
慌てて、摘む。
シラホシカミキリ
こんなところで出会えるとは正直思っていませんでした。
いるんだね〜!地元にも。
いや〜、お腹いっぱいだ!
今日は久々に昼間採集ができて、良い成果も残せて、気分良く帰途についた。
帰り道の途中、小さな材場を見つけてちょっとした余興がありました。
超ドデかいスズメバチが目の前に。
「ビクンッ!」とびびる俺。
しかし、これはデカい。採っとくか(笑)
ということで、蜂嫌いな私は遠くから撮影をして、兄が採集。
採れた???
で、無事に採集。 これは怖いです。
デカイ(>_<)
帰宅後もビックリ・・・
あ〜ついた!と車を降りると、兄が、
「お!シラハタだ!」
とびっくりした声をあげる。
どこ?うちにスイカズラなんて無いよな〜。。。
これ!(^^)
シラハタリンゴカミキリ
これは父の大事なレモンの木じゃないですか。
自宅庭で採集できるなんて、うれしいじゃ〜〜ん!
るんるん気分で、家の中に入る。
暫くすると、暗くならないうちに父が帰宅。
庭の家庭菜園で作業中の父に、レモンにカミキリが飛来したことを告げ、ついでに
何気なくヒメリンゴについて聞いてみると、
「うちにも一本あるよ!」
というではないか。
なんでも、リンゴの木を他家受粉させるためにヒメリンゴを買ったらしい。
で、早速、教えてもらった木にいってみると、
「あれれれ?」
「食害あるじゃん!」
で、葉をみると、
「お!喰われてるじゃん」
こりゃ!いるかもよ!
と、みてみると、いきなり青とオレンジの対照的な色合いのコントラストを持ったカミキリが
チョコんと鎮座しているではないですか!
ルリカミキリ
これも自己初記録です。(本日2種類目)
「お〜ぃ!お〜ぃ!お〜ぃ!お〜ぃ!お〜ぃ!」
PC作業中の兄を呼びに戻る。
「庭にヒメリンゴが生えててヒメリンゴがいた!」????
と訳の分からないことを言ってしまったが、兄にはきちんと
「ルリカミキリがいた」と理解してもらえたようだ(^_^;)。
二人して、ヒメリンゴにダッシュする。
ヒメリンゴ
よく見ると、何匹かついているようだ。
脱出口もありました。
いや〜興奮がおさまりません!
あとから、父に聞くと、食害されちゃうから、消毒しようと思ってたそうである。
ヒメリンゴ植えてくれてありがとう。消毒しないでありがとう。>父
ミドリ、ヤハズ、ニイジマチビ、シラホシ、シラハタリンゴ、ルリ。
感動の連続な一日でした。
ようやく、日も沈み、家の中で採集してきた個体と写真を眺める。
ニイジマチビをはっきりとした写真を撮ろうかな?と思い、
玄関にて帰宅後撮影を試みたところ、
ポロッ・・・と落ちてしまった。
あわわわわっ!!!!(>_<)
茶色い床の上に落ちた小さな小さなカミキリは一瞬にして私の視界から消えてしまった。
ショック!
顔を床に近づけて必死に探す。
兄にも頼んで手伝ってもらう・・・。
探すこと約10分。
「見つけた!」
奇跡的に見つかった。急いで入れ物に戻す。
あやうく自己初採集種を玄関で逃してしまう所でした。よかったな〜俺!
今日の成果は2006年夏の良い思いでの一つになるな・こりゃ!
結果
ミドリカミキリ