060610


午前の部・・・

朝早く知人宅にて起床。
今日行くことになっている車屋さんが開く前に行っておきたい所がある。
ポイントの様子を知ることと、県内カミキリ採集種1種追加が目的である。
天気はこれ以上にないくらいの快晴。勢いよく車に乗り込む。
カーナビを装備していないので、地図を片手に最短ルートを探しつつ目的地へと向かう・・・。

2.jpg 快晴の中のドライブ

お〜!ここにくるのはなんか久しぶりだ!
ちょいと、この平野地に寄ってみましょう。

3.jpg

木の下まで行って、ふと気になったのが、ヤナギ地帯の下に積まれたソダ。

8.jpg

お!さっそくカミキリの姿をおがむことができました。

5.jpg シラオビゴマフケシカミキリ

14.jpg こんなところにも(^^)

お?小さいのも歩いているゾ!
これは、先週H市で県内自己初採集したニイジマチビではありませんか!(^o^)/

1.jpg ニイジマチビカミキリ

体長2mm前後と、あいかわらず小さいし、やっぱり、良く動いてなかなか写真が上手くとれません(^_^;)。
と、その歩く方向を追っていくと、他のニイジマチビ個体も視界に入ってきた。


9.jpg あ、またいた。

15.jpg お!こっちにも、

6.jpg こっちにもいた。

11.jpg わぉ!あそこにも2匹。

この草を食べたのはもしかして君達のしわざ???
でも、基本は、ソダ上にいて、周りの草のあちこちについている感じだから、
この食害は別の虫によるものかな???
それにしても、

10.jpg いくらでもいる。

いってみりゃ、ニイジマチビのパラダイスです。(^o^)/

Oh! it's a small world!!

全部で、100匹はゆうにいるだろう。
どっから沸いているんでしょうか???
いわゆる普通種なんだろうけど、
ひとまず、私にとっては、先週はじめて出会った貴重な種である。
ありがたく、20〜30ほど摘ませていただく。
早起きして、3文得したかも(^^)v
他に、ヒメヒゲナガカミキリ、アトジロサビカミキリも姿を現しました。

13.jpg アトジロサビカミキリ

手前にニイジマチビも写っています。(^_^;)


ヤマトチビコバネカミキリ・・・

ニイジマチビ採集を満喫した後、
ではもう少しだけ、川に近づいてみましょう。(^^)
ん〜!この辺も昨年春に良く通った場所であり、懐かしさを感じる。
で、良さそうな場所が見えてきた。
この辺はどうかな?

16.jpg やなぎ〜

バシバシバシ!
凝視・・・
これか?
はい来ました〜!

20.jpg ヤマトチビコバネカミキリ

よっしゃ〜!(>_<) 

ほんと1叩きでいきなり採れた!
これで、県内99種目にあたる。いよいよリーチ?
生体写真を撮る為に、同じ木の別の枝を探してみる。
お?これか?
そこは、同木上ではないが、それにからみつく草にヤマトチビコバネがチョコンと乗っかっていた。
パシリと生体写真を撮ってからゲッツ。

19.jpg 

しかし、こんな環境を好むカミキリもいるんですね〜。
そりゃ、日本にも800種以上いるというのもうなずけるかもね!(^o^)
そんなことを考えながら、もう少し追加を期待して近くの枝も叩いてみる。

あれ?入らない。
こっちは・・・ あれ・こっちも入らない。
じゃぁ、こっちは?
あ!また、ニイジマチビが入った!(^_^;)

と枝をよくみると、ここにも何匹かのニイジマチビが!

21.jpg ほんと沸いてますね〜!

結局、その後10分間ヤマトチビコバネの追加は得られず。

ん〜そろそろ、車屋さんが開く頃かな???
ヤマトチビコバネカミキリは2匹しか採れませんでしたが、
ポイントの勉強もできたし、採集するという目的と、生体写真も撮れたので満足。
さらには、ニイジマチビも沢山みれたので、ここではこれ以上深入りするのはやめときましょう!
知人宅に戻る途中、携帯電話を忘れてきたのでコンビニに立ち寄り、兄に結果を報告。
今日の午後からのお互いの行動を確認し、お互いの成果を期待して、電話を切った。


ETC・・・

さて、車屋、車屋。
車屋さんでは、必要な書類をなくしたりして、あたふたした面もあったが、なんとか、数時間で用事をすませることができた。

で、ようやく付けました。E・T・C
22.jpg 採集行くのにも料金的に助かります。


午後の部・・・

まだ青空は広がっているので、この時間からは採集本日第二弾へ行くことにした。
既に兄はH市以南を捜索中らしい。俺もがんばるぞ〜。
と、このとき電話で兄から
「ヤツメ採ってきて〜?」
とリクエストが入った。
既採集種じゃん?しかも、私がこれから向かう所でも既に採集してるし!
どうやら、そこにいる個体の色が好きらしく、もう少し標本個体がほしいらしい。
「まぁ、簡単には採れないと思うけど、いちおう探してみて、いたら採ってくるよ!」

さて、ポイントに向かう途中、気になった場所があったので寄り道してみる。

25.jpg こんなところ

以前ヒラタクワガタを1度探しに来たことがある場所である。
ちょっとだけヤマトチビコバネを期待してみる。
車を停めて上を見上げると、
24.jpg アカスジキンカメムシの大群が・・・(^_^;)

いくらでもいる。怖いかも。
一体何匹いるの???
で、肝心のカミキリムシは???
ヤナギに向かう途中の道で、ヨモギロードを歩く・・・。

26.jpg ヨモギロード

ヨモギといってもいろんなヨモギがあるんですね。
ここではキクスイカミキリを1個体だけ確認し、柳地帯に入るべく、土手を降りていく。。。
しかし、「こりゃ無理だ!」

27.jpg いいところなんだけど・・・

背丈の高い下草と、川幅が広がっていたために、アプローチのしようがありません。
残念!ここはあきらめて車へと引き返す。
さて、山にはいりましょう。山,山。

山に近づいてきたこの頃からだいぶ雲がかかってきた。
まずはここから登ってみよう・・・。
登り口に、材が転がっていたので、ちょいと寄ってみる。

29.jpg 

今年初お目見えのキスジトラです。なんとなく夏を知らせてくれる種な感じ。

30.jpg キスジトラカミキリ

さらに登っていく・・・。

31.jpg お次はこんなところ。

ここは春にサクラが切られていて、兄のリクエストを探すのに適した場所である。
しかし、何にもいないです。
ようやく見つけたのはヒメヒゲナガサビと、ヒトオビアラゲカミキリくらい。

33.jpg ヒトオビアラゲカミキリ

あと、こんな死骸も・・・
34.jpg 何カミキリだった???

だめだこりゃ(^_^;)

一度下山し、ちょっと北上して再び登る。
花には、この季節ここでは恒例の種と思われる虫たちが姿を見せる。
35.jpg ツヤケシハナカミキリ

36.jpg ニンフハナカミキリ

他にはチャイロヒメハナカミキリフタオビヒメハナカミキリ
しかし、全体的に数が少ない印象だ。(^_^;)

で、期待していた材場では、

ヒメクロトラカミキリ
シロトラカミキリ
ナカジロサビカミキリ

で、これはちょっとうれしいかも・・・(^o^)

39.jpg クモノスモンサビカミキリ

このカミキリ、色・デザインが個性が強くて好きです。(ピンボケで分かりにくいけど!)

で、もう夕方?
それにしても思った程、虫の数は少なかったな〜。
そういう印象を残しながら、下山。。。

そういえば、今日は珍しくゴマフをみなかったな〜!
それから、すっかり、兄のリクエストも忘れてた。でも、覚えていたとしても、きっと採れなかっただろう。目的達成ならず。

結局、午後は今ひとつの結果であった。
しかし、1日トータルで考えると、県内99種目が採れて、ニイジマチビを浴びることができ、クモノスモンサビがみれたのだから、充分満足であったといってよいだろう。

果たして、100種目は何カミキリなんだろう? そして、いつになるんだろう。 ワクワク o(^o^)o


結果

ヤマトチビコバネカミキリ (県内初&自己初)
ニイジマチビカミキリ
アトジロカミキリ
ヒメヒゲナガカミキリ
シラオビゴマフケシカミキリ
キスジトラカミキリ
ヒトオビアラゲカミキリ
ツヤケシハナカミキリ
ニンフハナカミキリ
チャイロヒメハナカミキリ
フタオビヒメハナカミキリ
シロトラカミキリ
ナカジロサビカミキリ
ヒメクロトラカミキリ
クモノスモンサビカミキリ