060624
朝、マスクをしながら腕立てをしていた兄が二階から降りてきた。
「・・・・」
なんか口をパクパクしている。?????
「声が出ない・・・」
全く声がでないらしい・・・(^_^;)。
そんな日まで、腕立てやらなくてもいいのに・・・(^_^;)。
で、「採集は行けるか?」という質問に対しては、
首を立てにふって、かかと落としと回し蹴りを披露してくれた(^_^;)。
「なるほど、喉だけで体は元気なのね!(^_^;)」
近場から・・・
パンとオレンジジュースを胃袋に詰め込んで、意気揚々と外に飛び出す。
上記理由により、本日は、相棒(兄)とのコミュニケーションはジェスチャーでやらないといけない。
めんどうだな〜!(+_+)
ひとまず、近場から責めてみる。
H市的A級伐採木ポイントと思える場所に行って見る・・・。
しかし、姿を現したのは、
ゴマフカミキリ
ナカジロカミキリ
ヒメヒゲナガカミキリ
だけである。
おかしいな〜!この季節、この気候ならもっと、トラカミキリがワサワサとせわしなく駆け回っていてもいいはずなんだけど・・・。(・_・)??????
で、目線を変えて、ヌルデやタブノキを見上げてみるも、今日は何にもいません。
けっして、天気は悪くないんだけど・・・なんでだろう?
今年は、虫全般の出が少ないらしく、
シロアリまでもが少なく、シロアリ駆除業者がピンチになっているという噂も聞いている。
カミキリも例外ではないようです。
たまには、いってみるか・・・
「いっちゃうか・・・。あそこに!?」
私の言葉にうなずく兄。
と、いうことで、場所を大きく移動。
移動&兄仮眠中・・・
目的地につまでにちょいと気になる場所でエグリトラカミキリを見つけたり、
コンビニによって、エネルギー補給をしたりしながら、約2時間後目的地に到着!
おお!やっぱここはすごい!
伐採場
でも、着いたとたんに、だいぶ曇ってきてしまいました(>_<)
車を降りる前に、声を発することができない兄と、一つの約束をした。
とりあえず、めぼしい種を見つけたら、手を叩いて呼ぶこと!(^^)b
探し始めて数分、早速、手を叩く音が聞こえた。
「パチパチ」
なんだなんだ〜?と近寄ってみると・・・、
「いきなりでた〜!」
クリストフコトラカミキリ
そう、ここは、今月クリストフを採集した所と同ポイント。
「まだ、この季節もいるんだね!」
県内ではめずらしい同種を今日も見れてさい先がよいぞ!(^o^)/
再びそこから離れてルッキングを続けていると、再び、
「パチパチ」
今度はなんだ〜?????
お?
シラケトラカミキリのようです。
「パチパチ」
エゾサビカミキリ
「パチパチ」
ヒメナガサビカミキリ
とたてつづけにおでましです。
そしてさらには・・・
でました〜!!!!(^o^)/
既採集種ですが、県内初となりました。
ゴマダラモモブト
で、その間、私もみつけるにはみつけたものといえば・・・、
ゴマフ、ナカジロ と冴えない奴らばかりです(^_^;)
その後、私は、ブッシュの中のタラノキを見に行き、こんなのを採っていると、
カミキリの姿はなし!
再び兄が、また私を呼ぶではありませんか!
「パチパチ」
ムネアカクロハナカミキリですね〜。 ご無沙汰です!(^o^)
そして、再び、
クリストフコトラカミキリ!
また、このエリア内の切り株には、こんな方も来ておりました!
ミヤマクワガタ
予想外の来客にもちょっと興奮 (^^)v
ん〜。だいぶとれました!ここはこれぐらいでしょうか?
場所移動してみましょう。
と、こういった会話もジェスチャーでやる・・・。
話せることの大事さを痛感!!
ハネビロハナの群れ・・・
次の目的地に行くまでに、新たに伐採木がドカ〜ンとつまれている場所を発見!
積まれてるな〜!
材の山
これは、絶対に何かいる!そう確信して、車を降りてみる。
「あれ?いない!いない!いない!」「いる?」
と兄に聞いてみても、クビを横に振っている。
「っかしいな〜!???」
と伐採木の裏手に回ってみると、
お!ようやくジョウカイボン発見〜!? と、思いきや、
お!?おお??ジョウカイボンじゃない!
もしかして、ハネビロハナカミキリ?
お〜!県内採集はこれで2度目なので結構嬉しいです。
しかも、沢山いる。
写真の中には3匹写っています。
決して、カッコいいカミキリとは言いがたいが、
ハネビロハナがこんなに沢山いる光景は初めて見た。(^o^)/
とりあえず、撮影と採集にいそしみ、満足したところで、
他のカミキリを探し出す・・・。
で、結局それ以外の種はなにも見つけられず(^_^;)。
こんな良い場所なのに・・・why? 次回に期待しましょう!!
ようやくニセヨコモン・・・
その材場から数百メートル離れた所にはガマズミの花が勢いよく咲いていた。
「ここも立ち寄ってみよう!」
クビを縦に振り、ガマズミの花の方をゆび指す兄・・・。
おそらく「行って見てきて〜〜?」
ってことだね (^_^;)
「よっしゃ!」
ちょっとスイープしてみませう。
ひと掬いめはフタオビヒメハナカミキリが入った。
で、さらに2.3度掬ってみると、
「きた〜〜〜〜〜!これあれでしょ!ほれ! あ〜名前忘れた!」
兄に見せると、携帯にカミキリの名前が打ちこまれた・・・。
「そうそう!それ!」
ニセヨコモンヒメハナカミキリ
県内102種目となるカミキリは、採れそうで採れなかったニセヨコモンハナカミキリとなりました。
確かに、この種がとれるような場所でのスウィーピングの経験は決して多くなかったかも!!!
期待のポイントは?・・・
で、川を渡って次なるポイント(草原)に到着。
川を渡って
到着!
到着!
ここは、広大な土地の周囲にいくらでも材が転がっており、ジックりと探していると、
半日は楽しめる場所・・・のはず!!
で、時間の都合もあるため、兄は時計回り、私は半時計回りで廻る。
半時計回りは、何にもいない。かろうじてナカジロサビがいてくれた程度だ。
ここでも、今年のムシの少なさを実感!(>_<)
そそくさと、時計回りをしていた兄と合流する。
「何かいいのいた?」
と聞くと、
しゃべれない兄がデジカメで見せてくれた。
「キモンじゃないか〜!」(^o^)/
ここでちょっとしたジェスチャーゲームがあった。
どうやら、この撮影後、手叩きして、私に知らせてくれようとしたらしいが、遠かったことと、
川のせせらぎのせいで私の耳には届かなかった模様。で、キモンのほうに振り返ったら、
既にいなくなっていたらしい。(^_^;)
なるほど!少し残念だけど、規採集種だしね!(^o^)
その後、時計回りの方ではいつもの奴らではあるが、
シラホシカミキリ、ナカジロカミキリ、ヒトオビアラゲカミキリなど
順調にカミキリの姿が見られた。。。枯葉も山のにぎわい!(^^)
なかでも、コイツは沢山いました。
ヨツキボシカミキリ
あちこちの材に数匹ずつ付いている状態!
「キモンはいないかな〜?」
と思って、探してみるものの、全てヨツキボシでした・・・(^_^;)
とはいえ、なかなかの美麗種なので、沢山いるといつの間にか、テンション上がってる(^_^;)
せっかくなので、捕まえてみました。
なかなかいかしたカミキリです。
私的にカミキリホスト採集の醍醐味を味わった思い出深い1種でもあります(^^)v
さて、そろそろ兄がしんどそうです。
まだ明るいですが、早めに帰りましょう。
本日は自己初1種、県内初2種、キモン・ハネビロ群れ・クリストフとかなり充実した採集ができたと思う。
また近々このフィールドに遊びにきます。次回もスウィープで新たなハナカミキリ狙えるかな??
結果
チャイロヒメハナカミキリ