060731
タケトラカミキリ・・・
竹の中に地元で採れそうで採れない種。県内においても決して多くはない種・・・だと思う(^_^;)。
この虫による竹製品への被害が大きな問題にもなっているそうだが、会いたがっている私の目の前には
なかなか姿を現してはくれない。。。
しかし、今年2006年3月11日に実家のすぐ近くで、ついにそいつが姿を現した。。。
とはいっても、それは竹の中から出てきた死骸であり、その日以来「生きた姿を見たい!」
と思う気持ちはより一層強いものとなった。
そのときの様子。。。
急斜面竹林(モウソウチク)にてタケトラ羽脱口発見!
バキバキ!!!
そして兄の手により遂に生息証拠をつかむ!
遂に時期が来た!・・・
と、いうことで、本日も今年何度となく通った近所の竹林へ。。。
そこは家を出て5分もあれば到着する場所であり、死骸および羽脱口を確認してから、何度も何度も何度も何度も何度も何度も足を運んでいる。回数でいくと、今日で私が約10度目のタケトラ採集、兄は私の倍近く動いている。今日こそ、生きた成虫に出会いたい。季節的にももういいころだろう!
そう思って、現地に到着!!!
ここはお墓の横の竹林。。。
車を降りるなり、蚊が一気に我々に向かって奇襲攻撃を仕掛けてくる。
蚊を払っていると、人影を感じた! 「あ!お墓にじいさんが来ている!!」
竹取の翁現る・・・。違った!墓を掃除しているおじさんであった。
まぁ、いいか(^・^) ということで軽く挨拶をして竹林ルッキング開始!!!
開始すること数分、兄が決定的な足跡を発見した!!!
「yasuこれみてみ〜!!!」
むむむむ!!!!
この羽脱口は、紛れもなく、ここ1,2日以内にカミキリ脱出した跡であろう。
以前にはこんなに穴はなかったし、
なによりも、穴の下には真新しい竹の粉がこぼれ落ちている。
間違いない!タケトラが入っている!!!そしてこの近くにいる!!!
確信をもって、この竹周りをルッキング。。。
風が強い(^_^;) 予想に反し、まったくカミキリの姿がない(^_^;)
では、材の中から(^・^)・・・。
「ちょっとまて!」
「いま、おじさん掃除してるよ!」
「竹割っていいのかな?」
「斧なんて持ってたら怪しまれるよな???」
そんなヒソヒソ会話をし、一旦その場を離れることにした。
ということで、他の場所を散策してみることに・・・
時間つぶしに桑畑へ・・・
竹林が気になりながらも、H市周辺のクワ畑に行ってみることにした。
狙いは、R地区ではまだ記録していないクワカミキリ。。。
探してみると、機採集種はあっさりと見つけることが出来た(^・^)!
キボシカミキリ
トラフカミキリ
しかしいくら探してもクワカミキリはいない。
若干時期が早いのかな???(^_^;)
タケトラ割り出し・・・
さて、そろそろ竹林に戻ってみましょう。
戻ってみると、案の定、竹取の翁はいなくなっていた。
「ちょうどお昼時だし、きっと昼休み中なのでしょう!」
勝手にそう解釈し、斧を持って、狙いをつけた材にまっしぐら!
そして、バキ!バキ!バキ!
かん高い音とともに竹が割れる。
メリメリメリ!!!(竹を裂く音)
キ・キ・キ・キタ〜〜(>_<)(ToT)(ToT)(ToT) 感動の一瞬
タケトラカミキリ
ようやく出会えました(>_<)
その後も順調に沢山出てきてくれます。(興奮中・・・)
あ〜麗しきタケトラ!
お!今まさに・・・!
頑張れ!
ガンバレ!
がんばれ!
もう少し!
もう少し〜・・・
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パッカ〜〜〜!
青い空〜白い雲〜♪
死骸確認日(3月11日)から約4ヶ月と20日間・・・大変でしたが、すごく楽しい時間でした。
そして本日は記憶に残る忘れられない採集行となりました。
結果
キボシカミキリ
トラフカミキリ
タケトラカミキリ