070512
朝早くから仕事・・・。キビキビ動き、ダッシュで記録を書き、そそくさと着替えて職場を後にする。
11時半・・・う〜ん!本日もいい天気ではないですか(^o^)/
一度家に帰り、ロボビタンAをクイッと飲み干し家を飛び出す・・・ブィーーーーン!!!
本日の目的は未採集種(115種目)を採ること・・・。
「そういえば腹が減ったな(^_^;) 朝から何も食べていなかったかも・・・。」
コンビニに立ち入り、お茶とおにぎりを購入。食べながら車を山に向かわせる・・・。
秋には紅葉狩の観光客でにぎわうポイントを通過していくが、このエリアはカエデの花はほとんど終わってしまったようである。
カエデは紅葉の季節よりも花の季節の方が気になるのよね・・・(^_^;)!
カエデは終わってしまっていても、ところどころ白い花を咲かせた木々が目に付いたので、立ち寄ってみる。。。
スウィーピング・スウィーピング・スウィーピング
ハチしかいない・・・汗
カミキリはフタオビヒメハナカミキリぐらいであった。
脇役たちも大事だけど、君達じゃ〜、ちょっと役不足かな・・・(^_^;)
ところどころに置かれているスギ材には必ずといっていいほどこいつらがいる。。。
ヒメスギカミキリ
ピークをちょっと過ぎたころかもしれないが、まだまだ充分な数が材上を走り回っている。
元気だね〜、君達!! 他のカミキリは全く飛来していない模様。ま、この辺ならヒメスギのみで当然か(^_^;)
さて、先を急ぎましょう!
と、ここで兄に連絡を入れてみると、嬉しいニュースが飛び込んで生きた。
なんとGW中にとある山にのぼり材採してきた中から、フチグロヤツボシカミキリが羽脱したとのこと!!!! すげ〜(^o^)
かなり驚きと喜びを感じると同時に、本日の目標が自ずと115種目から116種目に変更になった(^^)v
070513 同材より羽脱した個体 フチグロヤツボシカミキリ
この良きニュースの流れに乗って、116種目いっちゃうよ〜!? (^o^)/ 一人でテンションをあげていく。。。
今後に期待なポイント・・・
なんとなく気になる脇道を発見し、おもむろにハンドルを切ってみる。
グイグイ奥へと進んでいくと、脇に川が流れており、なにやらいい雰囲気になってきた。
ちょっといい風景
舗装道路と砂利道そして針葉樹帯・広葉樹帯の繰り返しを登って行くと、平らなところに民家もポツポツ見え始めてきた。
そこには湿地帯もあり、水棲昆虫採集にとてもおもしろそうな場所であった。
ナミゲンいそう・・・。
こういうところにはネクイハムシはいるのだろうか???
そんなことを考えつつ、さらに車をすすませると、あやしい広葉樹帯を見つけたので車を止めてみる。
ここは標高はさほど高くないけど、魅力的な地帯である。
かなりいい風景
各種広葉樹が多様にはえている。ケヤキも沢山生えているようなので、赤いシマシマもこの辺に潜んでいるかもしれない。
是非、夏(後半かな?)にもう一度来たい場所として、カーナビに旗マークを付けさせていただいた(^^)v
116種目はトラカミキリ・・・
ぐいっと場所を移動し、ちょっと標高もあげてみる。。。
先にみえる白い花をスウィーピングしてみましょう!
トゲヒゲトラカミキリ、ヒナルリハナカミキリがポツリポツリと採れる程度。
ん〜、カエデも終わってるし、白い花もイマイチです・・・(・_・;)
白い花を見つけても高くて届かないところが多いし・・・(・_・;)
あの長〜〜い柄の網が欲しい今日このごろです。。。
ミズキはちょいと早めな模様
さて、車を止めて、急な斜面にある細い林道?を歩いていると、ふととある立枯れに出会った。
左から右に向かってかなり急斜!
この右手に立枯れになりたての不明木
その一番左の木の裏側になにやらムシのシルエットが見えた。
そのシルエットは、ヒゲが長く、はっきりとカミキリであることが解った!
さてさて、なんのカミキリでしょうか???
画面中央にカミキリがいます・・・。
そぉっと手を伸ばし、下に手をあてがい、親指でチョンとそいつを触ると手のひらに落ちてきた。。。
さて何カミキリでしょう? ワクワクしながら、握った手を目の前で広げてみる・・・。
「おっ!(^o^)!」
トガリバアカネトラカミキリ
トガリバじゃないですか〜。。。このあたりでとれることは解っていたけど、実際手にしてみると、
ヒゲが長くてエリトラのカラーリングも地味すぎず派手すぎずで、イカしたカミキリでした。。。
というわけで、めでたく県内自己初116種目・・・(^^)v
携帯の電波がつながるようだったので、とりあえず兄に採集地の様子などを含めた吉報を報告・・・。
さて、追加個体が狙えるかもしれない! そして2匹目はできれば、採る前に撮りたいのだが。
改めて、同じ木を眺めていると、再びカミキリのシルエットが・・・。今度のは動いて表側に出てきてくれた。
「よしよし!いい子だ(^^)」
パチリ!
顔のあたりが少しピンボケしてしまったが、これで充分!ありがたく摘ませていただく。
その後、もう1匹追加し、さらにもう1匹見つけたところでハップニング発生・・・(>_<)
木の裏側のカミキリを摘もうとした瞬間、70度くらいはあるであろう斜面から、私の携帯が、ポケットから・・・
ポロッ! コロコロコロコロコロン・コロン・カサッ・カサッ・カサッ・・・!
辺りがシ〜〜〜〜〜ンとしており、気づいたら4匹目の獲物もいなくなっていた。。。
「どうやら落としたみたい・・・(^_^;) どうしよう・・・ここ下りられるかな???」
なんとなくどの辺りに止まったは検討はつくが、上から携帯の姿は見えない。
かなり下まで落ちてったな〜。
意を決して、下りていく。。。
木の根元に足をかけながら下りないと、一気に転げ落ちそうだ。
途中、手にトゲをさしたり、顔に枝が刺さって、若干血を流したりしたが、その甲斐あって無事に携帯を発見!
まじ、よかったよ〜(^_^;)
逃げるように、その場を離れ、次なるポイント探しへと移る。
で、次のポイントはこんなところ・・・。
条件的にはあまりいいポイントとはいえないが、多少伐採されているので、なにかしらいるかも知れない。
かる〜く、流してルッキングしていると、見覚えのあるEUROPIANな雰囲気のカミキリが枝上に鎮座していた。
クモノスモンサビカミキリ
普通種ながら大好きなカミキリの1種です。
その後近くの場所からは、
アトモンサビカミキリ
と、ここでタイムアップ・・・
なかなか夏を感じることが出来た採集となりました。
さて、そろそろフチグロヤツボシ君を見に帰りましょう・・・。
土場はもう少し先のお楽しみかな・・・。
結果
フタオビヒメハナカミキリ
ヒメスギカミキリ
トゲヒゲトラカミキリ
ヒナルリハナカミキリ
トガリバアカネトラカミキリ
クモノスモンサビカミキリ
アトモンサビカミキリ