080629 県産ラミー
本日、県内全域土砂降りの雨である。
絶好のホスト採集日和である・・・(^_^;)
県南のほうへ用事があるため、そのついでに是非とも狙ってみたいカミキリがいる。
それまでに何度か探したことはあったものの、
まだ出会えたことのないラミーカミキリ。
今回は午前中のみ採集の時間として使えたため、
急いで車を走らせ、目的地へと車を走らせた。
2時間の移動・・・
天気の回復を、ほのかに期待していたものの、
目的地付近ももちろん土砂降りであった。
やっぱりね。。。(^_^;)
さっそく、目的地で車をとめて、傘をさしながら、ぶらり散歩をはじめます。
こんな路を歩いて見ます。。。
ラミーがホストとするカラムシをあっさりと見つけることができました。
下半身はびしょ濡れになるのを覚悟して、草むらの中へ突入する。
すると最初のカラムシの小群落から、いきなりラミーの食痕らしき痕を発見することができた。
これじゃん!カラムシ。。。
食痕を見つけて、いることを確信した私であったが、そうは簡単にはいかなかった。
そこに10分程度しゃがみこんで、背丈の低いカラムシを、さらに下から見上げて青い影を探し続けたが、残念ながらその群落にはお留守のようであった。
それから、3つの小群落をみつけるものの青い影はおろか、食痕もみつけることはできず。
既に、下半身はもちろん、ムネの位置まで川に漬かったようなびしょ濡れ状態であった。
そんなこんなで、淡々とラミーを求め、5つめのカラムシ群落を探した。
5つめ小群落は、個人の土地と思われるエリア内であった。
ちょうど、買い物から帰ってきた地主らしき人がいたので、
「こんにちは。昆虫採集をさせてください。」
と挨拶をすると、快諾いただけた。
心置きなくルッキングに専念することができた。
座り込んで、小群落をゆっくり右回りで下から見上げていると、ちょうど180℃回ったあたりに、青い影が見えた。
そしてそれは一発で、ラミーであることが解った。
想像より大きいカミキリなのね・・・。
カラムシを下から見上げた絵
遥々数百年かけて、県内にまでそのエリアを拡大してきたラミーに出会うことができたのだ。
是非とも押えておきたかったカミキリの1種であった。
手にした瞬間は「きた〜〜〜〜!」と小さく心中でガッツポーズをとり、とりあえず兄にその喜びを伝えた。
その後、同じ集落で2頭のラミーに出会うことがでた。
このムシ、けっこう目立ちます。
あと、10年もすれば、私の住む市まで北上してくるかもね・・・。
さて、そろそろ用足しに行きますか・・・!
雨の中、狙ったムシに出会えてよかったね! 俺!
最後に、後日撮影したラミーカミキリ写真を1枚・・・。