きっかけ
幼少時代・・・・
毎年、夏が近づくと登校中に灯火で飛来してきたクワガタを拾って歩いている友人を
見かける。もうすぐ夏休み。。。。。。そしてクワガタの季節。。。昔は、夏休みに
なると早起きして、ラジオ体操に行った。その広場付近には街灯があり、たまにクワ
ガタが飛来して来た。
ラジオ体操が終わると、歩いて、もしくは自転車で行ける距離の範囲で山にクワガタ
採集に行った。あのころは「クワガタ採り」というよりは「かぶと虫くわがた虫採り
」だった。臆病であった私は必ず、兄か父に連れられて行った記憶がある。クワガタ
種は少なかった。せいぜい、コクワガタ、ノコギリクワガタである。たま〜に、友人
がオオクワガタを灯火で見つけて学校のヒーローになっていたのも記憶にある。まあ
種類は少なくても関係なかった。とにかく数だ。早朝でかけ、一本の木に数十匹はつ
いているだろうクワガタを人蹴りで、落とし、カブもクワも一網打尽!そんな木が沢
山あった。
「今思えば、なんて荒い採集をしていたのだろう・・・・(反省)」
ミヤマクワガタは近隣で採集することはできなかった。近くのスーパーで「虫くじ
」なるものがあって、それで当たるとミヤマをもらえる(1回20円)やつ。もちろん
クワガタ販売もしていたのだが、子供にとって、お年玉でも貰ったときでないととて
も手が出る金額ではなかった。そのため専らくじをひいていたが、ほとんど当たらな
かったな〜。でかいミヤマクワガタが欲しい私にとって、はずれくじを沢山あつめる
とクワガタと交換してもらえるのも魅力であった。お金持ちの友人についていき、は
ずれくじを貰っていた。ごみ箱から拾ったりもしていたかな・・・?(^^;)
クワガタ販売といえば、近くのペットショップでもクワガタを売っていた。そこに
は、コクワガタの大きいのを「安い!ヒラタクワガタ 200円!」と堂々と売ってお
り、知らない子供達はまんまと騙されていた。
スジクワガタや高山種?と呼ばれるものももちろんおらず、図鑑の中の世界であった
。
成人後・・・
そんなこんなで、細々と採集はしていたが、中学、高校、大学時代は年に1回程度で
あった。
クワガタ採集に再び興味を示したのが、大学院に入ってからである。大学院で地元の
県に戻ってきてからである。そのころマイカーを手にいれたのが大きかった。ある日
、ちょいと茨城北部のほうへ車ででかけたときに、クワガタがいそうなポイントを通
りかかった、そこで、クワガタ採集家に聞いてみると、「ミヤマも採れる!」という
言葉が帰ってきたではないか。私のイメージとしては北茨城ぐらいの北部までいかな
いと、ミヤマ地帯には入らないと勝手に考えていたため、驚きであった。
その話しを聞き、さっそく次の日朝3時から、そのポイントへ向かった。
「いた〜!天然ミヤマだ〜。」「またいた〜!」「かっこい〜〜〜〜」
超感激であった。そのあと、5時くらいにぞろぞろ3組位、採集家が来た。もし、他
の採集家より遅く現地に行って、あのとき何も採れてなかったら、いまごろクワガタ
採集なんぞにはまってなかっただろう・・・。