HOKOTAの縄文遺跡

K神台遺跡 石鏃表採とシンプルでも大破片

2019年 3月 22, 28日


                                                                                                     

.. K神台遺跡の チェックポイント
エリア分けになります。
 


■ 2019年 3月 22日


昨日は 春分の日。
そして、春一番が 吹き荒れました。
その後、満月の一夜を 過ごしました。

風がやんだ 畑の上には
土器や石器が 浮かんできます。
くっきりと。

時間ができたので
ちょっと様子を見に 出掛けてみました。

B → Aエリア
写真奥から 手前の方へ
地表を眺めながら
歩いてきました。

写真の 足跡どおりです 笑
 
お!風に晒され 浮き彫りになった
チャート製の石鏃を発見。
 
なかなかの良形。
 
完品。これ一つでしたが
とても 嬉しかったです。
 

 

■ 2019年 3月 28日


Eエリアの斜面下を
順番に スコップで 刺していくと...
突如 ガツン!という 石のような
感触が。。
  
間違いない。
何かが埋まってる!

本日は ここに 的を絞って
表土を除去していきました。
  
拡大

なるほど、密集しているな。。
  
作業路との位置関係は
この辺です。
  
水分を含んだ 土器は
包み込む 土と 一体化しているので
簡単に壊れてしまいます。

急がず、丁寧に。。
とにかく 時間をかけることが
大切です。
 
進捗状況
 
左手のサイズと 比較。
これぐらいの かたまり になります。

土圧で ぐしゃっ!と 潰された感じで
埋まっています。

※このとき 地主の Kamata さん
(旦那さん) が 興味深く
見守り続けて くださいました。
 
上層の土器を 取り除きました。
下層の土器は 土と密着していたので...
 
スコップで ブロックごと
掘り出すことにしました。
 
自宅に持ち帰り、丁寧に洗浄し
乾燥させました。
 
数日かけて 少しずつ接着。
 
シンプルな造形ですが
なかなか 味わいがあります。
 
2019年 6月 1日
概ねの修復が 完了しました。
 



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