採集履歴

“2008年 ラスト・スパート” 編 (8)



08.05.22
(Thu) Mt 「初モノが見えました。」 
                                                                                                  

また、一週間が経ちました。
今回はどんなムシとの出逢いがあるのでしょう??



平日ですので、いつも通り 5:00には起きて
ビシバシと トレをこなしました。
珍しく、早めの出撃です。


行って来ます!@ 6:42



早朝の雑木林を走り抜けます。


昔クワガタを採っていた雑木林です。。
ここも近々伐採されてしまいます。。
@ 6:52



約3時間かけて、新たなスタートラインに立ちました。
何度も訪れた 沢筋です。


@ 10:21



狭い谷間を登ります。。


@ 11:06



チェックポイントの一つです。
明るい陽射しと、良質な材に恵まれており
ここへは、定期的に訪れたいと思います。

今回はマツシタトラカミキリと、関東では良好な森林環境でしか見つからない
キクスイモドキカミキリ(自己初)をアジサイの葉上から得ることができました。


@ 11:23



時間があるので、今日はUターンして
スタートラインから仕切りなおしましょう。。

う〜む... 原生林らしい雰囲気ですね。。


@ 12:21



こんな沢筋は、幾つもあります。。


@ 12:37



尾根筋に乗りました。
明るい場所には、ムシが集まります。
立枯れの樹幹を見れば。。。


オオマダラコクヌストのペア。。
小さくて良く見えませんね... (^ ^;;



まだ時間に余裕があるので、暫し植林の中を行きます。。


@ 13:33



おや!?


恥ずかしながら、この子の存在に気付いた瞬間
ドキッと してしまいました。。(^ ^ヾ



まだ幼鳥でした。
夜行性ですので、近寄っても 逃げません。


@ 13:46



これは、過去の名残です。
この様な大樹は、その昔、一帯に広大な森が形成されていた証となります。


@ 13:56



植林の中を、夢中で突き進んでいたら
想像以上に時間が過ぎてしまいました。
これ以上の散策は、次回以降にまわして
そろ×2 引き返しましょう。

道中、コガネムシ科の糞が堆積していたので
表面を軽く さらって見ると、幼虫が確認されました。

しかし、これほどの糞があっても、得られたのは これ一頭だけでした。


@ 14:01



今日はこの斜面を下ってみます。
ジェットコースターのような 急斜面ですが
下の方から沢の音が聞こえてくるので
どこに出るかは、概ね見当がつきます。


@ 15:05



再び、天然林の中へ入りました。
あぁ... 輝かしい。本当に美しいです。。


@ 15:41




〜 後記 〜


18:50、普段より早めに帰宅しました。。

今回は、キクスイモドキカミキリや、マツシタトラカミキリの新産地を
確認できたことになり、嬉しい限りです。


〜 主な確認種

●オサムシ科 Carabidae - ●ヒラタムシ科 Cucujidae - ●ヒゲナガゾウムシ科 Anthribidae
 ルリヒラタゴミムシ  ベニヒラタムシ  クロフヒゲナガゾウムシ
●コガネムシ科 Scarabaeidae  ●テントウムシ科 Coccinellidae ●ゾウムシ科 Curculionidae
 スジコガネ  ベニヘリテントウ  エゴシギゾウムシ
●コメツキムシ科 Elateridae   オオニジュウヤホシテントウ ●カミキリムシ科 Cerambycidae
 サビキコリ ●カミキリモドキ科 Oedemeridae  フタオビヒメハナカミキリ
 シモフリコメツキ  マダラカミキリモドキ  ナガバヒメハナカミキリ
 ミヤマベニコメツキ ●ゴミムシダマシ科 Tenebrionidae  キベリクロハナカミキリ
 ニホンベニコメツキ  クロホシテントウゴミムシダマシ  カラカネハナカミキリ
 タテスジカネコメツキ  ニジゴミムシダマシ  マツシタトラカミキリ
●コメツキダマシ科 Eucnemidae ●ハムシ科 Chrysomelidae  トゲヒゲトラカミキリ
 ホソナガコメツキダマシ  トビサルハムシ  シナノクロフカミキリ
●コクヌスト科 Trogossitidae  クワハムシ  ナカジロサビカミキリ
 オオマダラコクヌスト  アトボシハムシ  キクスイモドキカミキリ
 イチモンジカメノコハムシ


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