採集履歴

“2008年 ラスト・スパート” 編 (9)



08.05.23
(fri) Mt 「良いムシを見て、森を知ります。」 
                                                                                                  

さて、またしても 2日連続の出撃です。
やれるだけ、やっておかなければ。。



晴れました!が... 筑波山が見えません。。
調子が狂いますね... (^ ^;;


スタート... @ 9:12



しかし順調に飛ばしていきます!


@ 9:23



時間をかけて、到着しました。


@ 12:03



たまには、生きムシを。。
とても大きな、シナノクロフカミキリです。


一瞬、別種かと思いました... (^ ^;;



近頃、ゾウムシ見つける度に思わず ラッキーと思うようになりました。。(^ ^ヾ


ホホジロアシナガゾウムシ
Mecysolobus erro P
ASCOE, 1873



今日は、こんな陽溜りへ。。


@ 13:04



粗朶を B.Tすれば... うぉ!
ブナ帯に依存しなければ生きられない 重要なムシを見つけました♪


アカモンナガクチキ
Prothalpia rufonotata NOMURA, 1958



こういったイヌブナには、多くのムシが宿ります。


@ 13:24



尾根筋を越え、お隣の天然林に入りました。。
こちら側には、時折ホオノキも生えています。


光が射しました @ 13:40



こちらは、トチノキ群です。
奥も、手前も。。

真ん中に横たわるのは、イヌブナの倒木です。


@ 14:29



おっと!半枯れのブナの樹幹に、またもナガクチキを見つけました。
こちらも環境指標に成り得る貴重なムシです。
一つ×2 の出逢いが、大変勉強になります。


ムネアカナガクチキ
Phryganophilus ruficollis rosti HUBENTHAL, 1905



さて、そろ×2 引き上げましょうか。。
まだ陽があるので、森を出てから、暫し 遠回りしてみました。
こんな伐採地でも、歩いていれば何かにぶつかるかもしれません。。


@ 15:06




〜 後記 〜


2日連続の出撃で、やや疲労が出たので
途中で車を停めて仮眠を取ってから帰宅しました。 18:35。

昨日に引き続き、良いムシに沢山出逢えました。
そして、森の一面を また少し知ることができました。


〜 主な確認種

●オサムシ科 Carabidae - ●カミキリムシ科 Cerambycidae -
 ルリヒラタゴミムシ  キベリクロハナカミキリ
 ホソヒラタゴミムシ  ナガバヒメハナカミキリ
 ミヤマジュウジアトキリゴミムシ  フタオビヒメハナカミキリ
●コメツキモドキ科 Languriidae   カラカネハナカミキリ
 クロアシコメツキモドキ  トゲヒゲトラカミキリ
●テントウムシダマシ科 Endomychidae  シナノクロフカミキリ
 キボシテントウダマシ
●ナガクチキムシ科 Melandryidae
 ムネアカナガクチキ
 アカモンナガクチキ
●ゾウムシ科 Curculionidae
 カツオゾウムシ
 ホホジロアシナガゾウムシ


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