18.06.24-(Sun) 127種類目は?@第8次調査
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6月から、然るべきエリアへ 復帰しています。 調査再開です。
愛着ある定点を より一層 突き詰めること。。 これこそ僕が すべきこと。
まだ知らない “ 当たり前 ” を求めて、今年もブラブラしてみます。
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AM 6:10 いつものように、R地区から発進しました。
朝霧がかかり、今日は晴れると予感します。
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そして 8:30過ぎに、山入りの支度完了。
改めて、行ってきます!
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9:43。 まずは、尾根Bにある 太いブナの立ち枯れへ。。
すると、多数のコメダマが 寄りあい、激しく うごめいてました。
何を目的とした行動パターンなんだろう??
暫らく眺めましたが、推理できませんでした。
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ピンボケですが... こんな感じです。
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その後、周囲を見渡しましたが
他に注意をひく様子はありませんでした。
続いて、3沢-4沢 間の尾根筋へ。。
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いつの間にかオオキノコムシが 活動する時期に。。
逆光で スミマセン。
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いつか、こちらの立ち枯れでも、何かを見出してみたいものです。
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でも、まだまだ新しいかな。。
年月は経ってますがね。。
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10:45。 お約束ですね。 “ てっぺん ” を望みます。
ここで いったん休憩し、軽食をとるのが 近年のルーティーン。
う〜ん、森の外は とっても 眩しい!
そして、暖かい!気温がどんどん上がってます。
モチベーションも上り調子です。
では... もう一度 尾根B方面へ行ってみようかな。。
( なんだい、戻るのかい w )
久々に、南端まで チェックしておきたくなりまして。。
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12:09。 スギの植林内で モミの立ち枯れが
まばゆい陽を浴びてました。
ここは自然林に 隣接するからね。。
いずれ、馴染みの面々が 訪れると思いますよ。
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念の為、今後のチェックポイントにするかな。。
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標高がやや下がるので、あまり脚を運ばない
尾根Bの南部です。 植林と自然林の境界を辿ります。
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高所を見上げれば、ハリギリの葉が美しい。。
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ダメージを負って。。苔むして。。
老樹は、これだから素晴らしいのです。
やや暫らく 見つめていると。。
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あ゙!( めっちゃ触角を動かしてる!ビンビン! )
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と、思ったら いなくなっちゃった。。
これはマズイな。。
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羽化脱出孔ばかりを眺めて 7年間。。
いい加減 採っておかねばなりませんでした。
これだけの ポカポカ陽気ですからね。。
ゆっくり撮ることなど できる筈もなし。。
しかし なるほど。この時期が活動のピークだったのね。。
だったら、まだ幾らでも 出逢いの可能性有り。
ハリギリの分布状況は バッチリ把握しています。
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14:16。 50mほど移動して、別のハリギリを見つめます。
樹幹〜根部周りには 全く姿がありませんでしたが
部分枯れ周辺の葉を 捕虫網でガサガサやってみると...
イエ〜ス、良かった。
無事に入ってくれました (標本写真ですが↓)
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ナカネアメイロカミキリ
Obrium nakanei K.OHBAYASHI, 1959
このエリアで 127種類目のカミキリムシになる予定です。
yasuくんの県初記録以来、3〜4例目の産地になるかな。。
あ、ついでに。。
傍のサワフタギの葉からは ニセシラホシが入りました。
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ニセシラホシカミキリ
Pareutetrapha simulans (BATES, 1873)
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せっかくなので、もう少し探してみようかな。。
今日は、これで話をまとめてみたいと思います。
そんな訳で、なおも 3沢-4沢 間の尾根へ。。
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そして更にハリギリ。。 幹も太いし、貫禄があります。
樹幹〜根部周りには 羽化脱出孔が多数開いてます。
発見当時は 冬季のことでしたが。。 この樹が
初めて本種の存在感を知らしめてくれたんです。
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こういった樹皮が お好みのようですよ。。 と、いうことで。。
先ほどの個体より、やや大型な♂を採集できました。
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ナカネアメイロカミキリ
Obrium nakanei K.OHBAYASHI, 1959
テクテクと、走り回っておりました。
もうこれで 十二分。
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その後、ミズナラの葉を掬い、コメツキムシやゾウムシを採集。
カミキリムシは、キヌツヤハナや、セミスジコブヒゲを見かけた程度。。
昨年から勉強を始めた ベニボタルにも触れておきたいところでしたが。。
もはや 15:30。 帰路も長いし、下山に至りました。
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実は、6月に入って 3回目の訪問となりました。
ようやく晴れて、ムシが動き始めたようです。
明日は更に気温が上がるとか。。勿体ないな。。
でも、朝早くから お仕事なので仕方ない。
今回は、長年の宿題に決着をつけることができ
スッキリしました。
その他。。
・アヤモンヒメナガクチキ Holostrophus orientalis LEWIS, 1895
※ ブナ立ち枯れキノコ上
・シリブトヒラタコメツキ Eanoides puerilis (CANDEZE, 1873)
※ ミズナラの葉 SW
・ルリハムシ Linaeidea aenea aenea (LINNAEUS, 1758)
※ ヤマハンノキの葉 SW
・ビロウドアシナガオトシブミ Himatolabus (Calolabus) cupreus (ROELOFS, 1874)
※ ミズナラの葉 SW
などを持ち帰りました。
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御参考までに。。 → 2018年に採集した甲虫類の標本写真 |
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